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片柳神父のブログ「道の途中で」

2016-08-30

【マザー・テレサ映画祭】

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マザー・テレサ映画祭

 マザー・テレサの列聖を記念して、9月10日から30日まで、恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館にてマザー・テレサ映画祭が開催されます。2010年に同美術館で開催され、同美術館開設以来、最高の入場者数を記録した伝説の映画祭。今回は会期中にトークショーや特別スライドショーの上演もあります。どうぞ皆さまお立ち寄りください。

【片柳神父講演会】2016年9月16日(金)19:00〜20:30

【映画祭HP】http://www.motherteresa.co.jp/

★パンフレットはこちらからDLできます⇒マザー・テレサ映画祭.pdf 直

2016-08-28

バイブル・エッセイ(561)「神の子の謙遜」

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「神の子の謙遜」

 イエスは、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。「婚宴に招待されたら、上席に着いてはならない。あなたよりも身分の高い人が招かれており、あなたやその人を招いた人が来て、『この方に席を譲ってください』と言うかもしれない。そのとき、あなたは恥をかいて末席に着くことになる。招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい。そうすると、あなたを招いた人が来て、『さあ、もっと上席に進んでください』と言うだろう。そのときは、同席の人みんなの前で面目を施すことになる。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」(ルカ14:7-11)

 「誰でも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる」とイエスは言います。人の前でも、神の前でも、高ぶる者は低くされ、へりくだるものは高められるということです。謙遜な人だけが、神からも、人からも愛されて幸せに生きることができるのです。

 神の御旨に従って謙遜に生きる人は、それだけで「神の子」と呼ばれます。何も特別なことをする必要はありません。ただ神の御旨のままに、日々を誠実に生きているだけで、誰もが「神の子」なのです。「神の子」であること以上に高い身分はないと言っていいでしょう。政治家の子ども、社長の子ども、芸能人の子どもなどが尊敬されることがありますが、そのようなこととはまったく比べものになりません。わたしたちは、誰もが生まれながらに「神の子」と呼ばれる資格を持っているのです。わたしたちには、地上のどんな身分にも勝る身分があるのです。その意味で、わたしたちは自分に自信を持っていいでしょう。

 ですが、「神の子」だからと言って、それを誰かに誇ることはできません。わたしたちは、罪人であるにも関わらず、神のいつくしみによって「神の子」にしていただいたのです。誇るならば、神のいつくしみ深さを誇るべきでしょう。わたしたち自身には、何も誇るべきことがないのです。思いあがって自分を誇り、神への感謝を失うとき、わたしたちは神の愛から遠ざかってゆきます。神の愛を当然の権利として受け取り、放蕩息子のように父の元を離れてゆくのです。自分の欲望のままにふるまって、「神の子」と呼ばれるにふさわしくない者になってしまうのです。神の前で「高ぶる者が低くされる」とはそういうことです。高ぶる者は、「神の子」と呼ばれるのにふさわしくない者となり、「神の子」として生きる幸せを失ってしまうのです。

 謙遜な心で、神の御旨のままに生きている限り、わたしたちは「神の子」として幸せに生きることができます。ですが、思いあがった瞬間に、その幸せを失うのです。例えば、誰かが自分の思った通りに動いてくれないとき、謙遜な人は、自分の思いが間違っていたことに気づき、「神様、どうするのが一番いいでしょうか」と神に尋ねるでしょう。しかし、傲慢な人は腹を立てて相手を責めます。神のことは忘れて、自分の思いを絶対と考えてしまうのです。その結果、怒りや憎しみに捕らわれて心の平和を失うことになります。

 あるいは例えば、自分自身が思った通りの結果を出せなかったとき、謙遜な人は自分が大きすぎる期待を抱いていたことに気づき、「神様、あなたの御旨のままになさってください」と祈ります。傲慢な人は自分を責めて絶望し、諦めてしまうでしょう。自分が「神の子」であることは忘れて、絶望の闇に落ち込み、幸せを失うのです。

謙遜な心で、神の御旨に従って生きることこそが、「神の子」として幸せに生きるための唯一の道です。思いあがって自分を誇り、神への感謝を失えば、その瞬間からわたしたちは「神の子」と呼ばれるにふさわしくない者となり、幸せを失ってしまうのです。謙遜な心で、神の御旨のままに生きる恵みを願いましょう。

2016-08-27

フォト・ライブラリー(490)教会の庭の花たち〜ヒマワリなど

教会の庭の花たち〜ヒマワリなど

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 すっかり涼しくなった朝晩の風が、秋の到来を感じさせる今日この頃。夏のあいだわたしたちの目を楽しませてくれた花たちを、写真で振り返ってみたいと思います。

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 教会の花壇に、びっしりと咲いたヒマワリたち。これは、ゴッホの絵のモデルになったと言われている品種です。

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 背筋をピンと伸ばしたヒマワリ。空に浮かんだ白い雲も、すがすがしさを感じさせてくれます。

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 もくもくと湧き上がった入道雲。夏の空に、なくてはならない存在です。

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 大輪の花を咲かせたカサブランカ。甘いにおいを、庭中に漂わせています。

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 軒先のグリーンカーテンになったゴーヤ。とてもおいしかったです。

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 ランタナの花にとまったアゲハチョウ。初夏の頃たくさんの芋虫を見ましたから、きっと教会の庭でふ化したものでしょう。

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 木の枝にとまってじっとしているアゲハチョウ。まだふ化したばかりで、羽を乾かしている途中のようでした。

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 鮮やかなピンク色の花を咲かせたサルスベリ。夏の庭には欠かせない花です。

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 茶色く乾いたフウセンカズラ。中を開けてみると...

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 一つひとつにハートマークが記された、フウセンカズラの種。神様の愛のしるしでしょう。

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 教会の上に現れた不思議な形の雲。まるでマリア様のようなお姿です。去りゆく夏の、すべての恵みに感謝。

2016-08-25

【日めくり 超訳マザー・テレサ発売】

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日めくり 超訳マザー・テレサ発売

 PHP研究所より、本日『日めくり 超訳マザー・テレサ〜幸せはいつも、ささやかなことの中に』が発売されました。『日めくり まいにち、修造!』のスタッフによる、最新の日めくりカレンダー。世界中の子どもたちの生き生きとした表情と、マザーの言葉が組み合わされています。各ページに、片柳神父による解説あり。全ページカラーで、お部屋のインテリアにもぴったりです。定価1080円。どうぞよろしくお願いします。

★全国の書店で発売中!

★Amazonなどでもお求めになれます!

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2016-08-23

【熊本YMCA・あそぼうキャンプin宇部】

熊本YMCA・あそぼうキャンプin宇部

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 8月18〜20日まで、熊本YMCA主催の「あそぼうキャンプ」が、宇部市で開催されました。喜びと感動の3日間の様子を、写真でお伝えします。

1日目

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 第1日目、熊本からの子どもたちはお昼頃、きらら博記念公園に到着しました。やって来たのは子ども30名、保護者10名、リーダー15名、合わせて55名です。

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 早速、海の見える丘に登る子どもたち。「あそぼうキャンプ」は、東日本大震災で被災して熊本に避難中の子どもたちと、九州北部豪雨で被災した子どもたちの心のケアのために5年前から阿蘇で行われているキャンプです。

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 「あそぼう」には、「阿蘇から希望を」の意味も込められているのですが、今回は熊本地震直後ということで、宇部で開催することになりました。熊本地震で被災した子どもたちも多数参加しました。

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 岩登りを楽しむ子どもたち。宇部市は、岩登りが盛んな街です。

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 夕方、カトリック宇部教会で歓迎行事が行われました。まずは聖堂でのウェルカム・コンサートです。

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 パイプオルガンの仕組みなどを分かりやすく解説しながらのコンサート。子どもたちも大喜びでした。

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 続いて、信徒会館でウェルカム・パーティーが行われました。「くまモン踊り」のエキスパートの大学生の指導の下、みんなで「くまモン踊り」をしました。「モンモンモン、くーまモン。熊本が大好きでよかぁた♪」という歌です。

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 信徒の皆さんが準備したごちそうの数々。ほかにもから揚げ、ハンバーグ、焼きそばなどがところ狭しと並びました。

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 信徒の皆さんが、朝早くから、丸一日かけて準備してくださった料理。昨年のボーイスカウト世界ジャンボリーに続いて、「おもてなしの宇部教会」の面目躍如です。

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 ウェルカム・パーティーの後は花火大会です。かき氷食べ放題もあって、子どもたちは大喜びでした。

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 長崎から取り寄せた、新作の打ち上げ花火も披露されました。子どもたちの歓声が上がります。

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 花火大会の後はスイカで締めくくり。夢のようなひと時でした。

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 ちょうどこの日は満月。まるで金メダルのようなお月様が、空から熊本の子どもたちを見守っていました。

2日目

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 2日目は、待望の海水浴。宇部市でも屈指の海水浴場、キワ・ラ・ビーチに向かいました。山口・島根地区の高校生、大学生12名も、この日からボランティアとして合流です。

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 大喜びで海に入る子どもたち。地震のせいでこの夏初めての海という子もいれば、生まれて初めての海という子もいました。

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 子どもが潮だまりでワタリガニを見つけました。宇部は、ワタリガニで有名です。この日は見つけられませんでしたが、この湾にはなんとカブトガニも生息しています。

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 たっぷり泳いで、浜辺に帰る子どもたち。わたしもすっかり日焼けしてしまいました。

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 一カ所に打ち寄せられたヤドカリの貝殻。ノスタルジックな情景です。

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 浜辺に戻って、今度はスイカ割り。熊本YMCAのリーダーの指導の下、世界スイカ割り連盟の国際ルールにのっとって正々堂々と行われました。

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 よく冷えた甘いスイカ。あっという間になくなってしまいました。

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 たっぷり遊んで、夜はキャンプファイアー。アウトドア指導の専門家が作った見事な火を囲んで、歌に踊りに大変な盛り上がりでした。

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 火を囲んでの発表会。「妖怪体操」を披露してくれた班もありました。

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 炎の光の中に浮かび上がる、楽しそうなシルエット。きっと、忘れられない思い出になることでしょう。

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 楽しい時間もそろそろ終わり。火もだんだん小さくなってきました。

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 昨日は金色の月でしたが、今日は赤い月が出ました。銅メダルかもしれません。

3日目

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 3日目の朝が、YMCA旗の掲揚から始まりました。YMCAはYoung Man Christian Association(キリスト教青年会)の略。西城秀樹の歌でも有名です。

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 すがすがしい湖畔での朝食。最終日とあって、子どもたちはさすがにちょっと眠そうです。

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 キャンプ最終日の朝食。朝から栄養満点です。

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 おいしそうなソーセージ。会場となった「宇部ときわ湖畔ユースホステル」の職員だけでなく、近隣の皆さんが協力して準備してくださいました。

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 雲一つない真っ青な夏空に向かって咲く芙蓉。今日も暑くなりそうです。

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 この日はまず、3日間の振り返りから。体験を通して学んだことを、それぞれ「あそぼう宣言」にまとめました。

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 「あそぼう宣言」の後は、組みひもづくり。簡単な道具と材料で、美しいひもが編まれてゆきました。

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 ビー玉を使ったゲーム。ガラスが、夏の陽ざしを浴びてキラキラと輝いていました。

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 お昼ご飯は、自家製のピザ。子どもたちがトッピングしたピザを、ドラム缶の窯で焼いてゆきます。

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 さわやかな風が吹き渡る宇部、ときわ湖畔。キャンプをするには最高のロケーションです。

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 子どもたちの頭上を、飛行機が一筋の雲を引きながら飛んでゆきました。近くに空港があります。

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 いよいよ閉会式。喜びと涙、感動が次々と波のように押し寄せる、本当に充実した3日間でした。

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 バスで熊本に帰る子どもたちを、山口・島根地区の高校生、大学生ボランティアたちが見送ります。参加したすべての人たちにとって、一生忘れられないすばらしい恵みのひと時だったに違いありません。「どうして、わたしだけがこんな目にあわなければならないのか」と思うほどひどい苦しみは、「どうして、この人たちはわたしにこんなによくしてくれるんだろう」と思うほどの優しさの体験によってのみ癒されます。不条理な苦しみを癒すことができるのは、理屈を超えた愛だけなのです。これからも、誠心誠意、熊本の皆さんに寄り添ってゆきたいと思います。