タツノ・メカトロニクス新工場起工式
常陸那珂工業団地に立地している
株式会社タツノ・メカトロニクスの新工場起工式におじゃましました。
はじめに、タツノ・メカトロニクスでは、
日常生活でよく利用する「あるもの」を製造している会社なのですが、
「あるもの」って一体何だと思いますか?
自動車やオートバイで長距離を走る際には、
必ず利用するのではないでしょうか・・・。
正解は・・・
そう、ガソリンスタンドで見かけるガソリン計量機です。
その他にも、タツノ・メカトロニクスでは、
ガソリンをはじめとする液体燃料の地下タンク関連機器、
ガソリンスタンド向けのPOSシステムなど、
様々な設備を開発しています。
今回は、常陸那珂工業団地の敷地内に、
液体燃料の地下貯蔵タンクを製造する工場を建てる予定で、
運営は日本タンク装備株式会社が携わります。
新工場で製造する地下貯蔵タンクの大きさはというと、
直径2.4メートル、長さ12メートルで、
5万リットルの液体燃料が入るそうです。
ところでタンクと言えば、頑丈な鉄でできたイメージ
があるかと思います。
総務省消防庁「危険物規制事務統計表」によると、
平成20年度の国内の地下貯蔵タンクの
88%が鉄製のタンク(Sタンク)となっており、
確かに一番普及しております。
しかし、高度成長期に設置されたSタンクは老朽化が進んでおり、
老朽化が進むとタンク内の液体燃料が地中に漏れ、
土壌汚染を引き起こしてしまう可能性があるそうです。
新工場では、鉄製のタンクより耐蝕性に優れた
二層構造のファイバーグラス製のタンク(FFタンク)の製造に
特化するそうです。
FFタンクはSタンクよりも長く、安全に貯蔵することのできる
新しいタイプの地下貯蔵タンクとして注目されています。
株式会社タツノ・メカトロニクス http://www.tatsuno.co.jp/