ヌカヨロコビ(愚痴です故…)

※ 追記 2012/03/29
後日、この件に関してAppleにはなんの非もない事が確認できました。
Appleの名誉のために記しておきます。
元々わしの猜疑心はAppleには向いていなかったが。
まだ色々調査中故、詳細は解決(…するとも思えないが)、またはそういう状況に近づき次第報告します。




ガーン!という感じの縦線が額から30本くらい引かれていそうなこんばんマです。
思い切り愚痴って吐き出して、スッキリできることを祈っち…


昨年、前回のエントリーの約直後、ワシのMacがいかれた。
何かでの再起動後、突然のスマートエラーであった。
ディスクユーティリティでの表示は真っ赤。


確かに以前から起動は遅くなった、カーソルグルグルはしょっちゅう、とは感じていたが、原因と思っていた外付HDDをはずしてみたらそれなりに改善されたのでよしとした。
まあいつものようにめんどいので端折るが、それなりの改善、であり、その後メモリを増設しても思ったよりかわりない、とちょっとだけ期待外れと内心思ってもいた。


エラーになってもすごく重いながら起動は出来たので例のごとく、全てをバックアップ。
そしてその後急速にさら重くなりとうとう起動もままならなくなりつつあったので、購入した量販店に持ち込んだ。
バックアップ以外の修理に出す前準備もしたかったのだが、起動がやっとでたったファインダーのウインドウ一つ開くだけでも何分もかかる、という事態だったためなにもできず。


スマートエラーである、ということはサードパーティーのソフトでもディスクユーティリティでもハッキリしていたし、延長保証期間内だった。
お店側もすぐに承諾してくれて、ただ修理はメーカーに依頼しないと出来ないということだった。
私は保証自体は使えればラッキー、そうでなくてもとにかく「治って」くれればいいという一点で修理に持ち込んだのである。
費用がかかるようなら、見積ができた時点で一応連絡を下さいとお願いしたら、これは完璧に保証の範囲!と言われ、ラッキーw
…ということでMacを入院させて帰ってきたのでした。


メーカー修理だし、少し時間はかかるだろうな、前も古い方のMacで一ヶ月弱だったと思い出しそれくらいは覚悟していたが、今回は原因というか、何がだめなのかはわかっているし、その分甘く見ていたけど。


入院させた夜、その預けた量販店から電話が。
ログインのパスワードを教えてくれ、ということだった。
わしのMacは基本的にわししか使わないのだが、一応メインとその他用のユーザーを設定していたのでテスト起動に必要なんだろうとわしは気前よく口頭で伝えた。
しかし、電話を切った直後ちょっとだけ後悔した。
単にログインするだけのパスだし、各アプリのデータのほとんどは外付HDDに格納しているからそうそう困る事もないのだが、情報が皆無ではない、と思ってなんとなく…。
しかし、それは信用するしかないよな、と。


思った通りひと月経ってもなんのお知らせもない。
う〜ん、わしのMac、いったいいつくらいになるのだろう?
目処くらいは知りたい。
そう思い、2012年2月のはじめ、量販店に電話してみた。
すぐには回答できないので、メーカーから折り返しがあった時点で連絡をくれるということで待っていた。
一週間経ってもなんの音沙汰もないので、ちょっとしびれを切らし電話。


そこでちょっとびっくりする。
こちらは修理の控えを見ながら話しているのだが、向こうはその控えが探しても所定の場所にないなどという。
預かりの担当の名前を聞かれたので答えるとその本人に代わった。
「部品の調達に手間取っているらしく、でももう入荷したので近いうちに…」
え?じゃ、もうメーカーからちゃんとそれなりの回答がきてるんじゃん?
「昨日の夜に連絡があって…」
「あ、連絡いってませんでしたか…?」
私が電話をしたのは開店直後でもなんでもない、午後二時は過ぎていたと思う。
なんか色々不安になってきた。
そば屋の出前でもあるまいし、昨日の夜にメーカーから連絡が、とか、こっちが電話したら連絡行ってなかったか?って、控えすら他の店員さんが探せない状態らしいし、なにそれって。


何がさすがかはよくわからないが、さすがのわしもちょっときつい口調になってしまった。
わしはできないことを無理やりやれといっているのではない、出来ない修理を今すぐ治して持ってこいと言っているわけでもない、ただお願いしたことをテキトーにしておくな、だいたい控えというものは決まった場所に、誰が見ても分かるように一ヶ所にまとめられているようなものじゃないのか?ということを二回くらい言ってしまった。
本来面倒くさがりやなので、めんどくさいと言う考えが先に立つため、こういうことを言うのもめんどくさいのでw、ほとんど言わない方の人間だ。
まあ向こうはすみません以外は言えないのもわかっているのだが。
次は誰が見ても分かるようにしておきます、って事で、それは当たり前だと思うのだが、そういうのでくれぐれもよろしくということで電話を切った。


ああああ、電話は切ったがなんか不安。
ホントにちゃんとメーカーに出してるの?
控えが担当本人しか分からないところにあるっておかしくない?
わざわざ電話でログインパスワードも聞かれたし…ってことがここで超クローズアップされて頭をグルグル。
だいたい、その場で起動してみるでもなく、メーカーに出すって決まってるのに、テスト起動やパスワード必要?
メーカー側は修理するのにパスワードが必要???
いろんなモードでの起動方法があるんじゃないの?????
それもなんだかよくわからなくなり、なんともいえない猜疑心に心を奪われ他に気が回らない。
今は「ンナばかな…」っていう事件もいっぱいあるじゃない?


電話嫌いのわしがこの不安に負け、とうとう電話する。
メーカー=Apple、に。
電話のお姉さんはすごく丁寧に私の話を聞いてくれ、細かい事はこちらでは分かりかねるので、と、修理に携わる方に回してくれた。
この間中、小心のわしの心の中にはある言葉がうずまく。
「わしってクレーマー?クレーマー?ちがうよね?ね?」


Appleの修理担当の方によると、年末年始でもあったし、災害などで部品の調達(特にわしのMacの)が難しいということだった。
年末年始もわかっていたし、災害の影響だって納得できる。
わしが一番聞きたかったのは「量販店に持ち込んだ後、速やかにそちらに届いたのか」ということ。
そう、配送前に修理する場でもないところで色々いじられたり見られたりしたのではないか、と少し疑っていたのである。
Macの中身なんかたいした時間がなくたって見られるし、見られて困るようなものもないのだけど、とにかくそういうことをされるのは「気持ち悪い」。
Appleの担当者の話を聞いただけでは、そういうことがどうであったかは結局分からないのも承知だが、届けられるまでにそうブランクはなかった、ということでちょっとだけ安心したような煮え切らないようなw


でもハードディスクの故障でしょ?
どうせまっさらな状態のものに換えられるか初期化されて戻ってくるのだろうから、いいさ、新品Macのつもりで復元せず一からわし仕様にするもん、なんて思っていましたよ。
結局、修理完了は今から2〜3週間(2月いっぱい位?)は見て欲しい、ということだった。
それも明確な感じではなかったので、では辛抱強く待ちます、と言って電話を切りました。


寒い2月はいつのまにか終り、3月になり、上記の電話をしてから一ヶ月が過ぎました。
トータルで二ヶ月。
さらにそれから一週間…二週間…もうすぐ三週間。
日に日に「なんぼなんでも」「あんまりでね?」「わしの気が短いのか?」という思いが強くなっていきます。
出来ないものは仕方がない、うん、それはわかっている。
でもさ?そろそろ「あとどれくらいかかる?」ってたずねるくらいは許されないか?
と思いいつ電話しようかと思い続けるようになりました。
数日前から今日しようか、明日にしようか、いや3月いっぱいは待つか、とカレンダーをにらむ…


3月25日の午後8時頃、デフォルト着信音がサイレントなiphoneがバイブレーションを刻む。
表示により電話の主がかの量販店からだと気付いたのはで、
キッ!キタッッッ!」w
わしも「キッ!キタッッッ!」w
によるとわしの顔や目が急に輝き出したわしを誰が止めることなどできるのだろうだったらしい。
「依頼された修理が完了しましたので…」


営業時間は残り一時間。
家からはけっこう遠いのよ、これが。
もう完全にくつろぎモードだったが一分でも一秒でもはやく愛しいMacにあいたい思い故にさっさと準備して車をとばした。
ああ、わしはわしのMacが大好きなんだ、と実感した。
どのMacももちろん好きなのだが、わしのMacは特別なのだ。
ほら、うちのねこが世界一かわいいとだれしもが思うように。


ほぼ閉店時間にやっと到着。
走り込み、にこやかに近づいてきた店員さんに、息も絶え絶えになりながら控えを渡す。
急いで読みもせず受け取りのサインをし、その店員さんがわしの愛Macを車まで運び積んでくれた。
閉店ギリギリの嫌な客であったことを何度か詫び、もう急ぐ事はない、帰途へ。
途中、渡してしまった前回の預かりの控えも今回の受け取りの控えももらってない事に気付き、失敗…と思いつつも、治ったMacがあれば別にそれでいいか、明日電話して今度取りに行くことだけ伝えようってくらいに舞い上がり。


あえない時間が 愛育てるのさ♪


しかし、もう目を閉じなくても君がいる〜


慎重に梱包を解き、メモリー二枚を追加してMacをもとの席へ。
オン。
起動音。
マーク。
結構時間かかるな。
ん?まっさらじゃない?
ログイン画面に見慣れたアイコン。
メインを選択しパスワード入力。
デスクトップピクチャもメニューバーに表示されるアイコン群も何も変わってなくて元のまま?
しかも起動しきるまでに時間がかかる…
ログイン項目が大杉なのかと終わらせようとカーソルを運ぶもいちいちレインボー。
と、目をやるとこれもログイン項目の「SMARTReporter」の表示が真っ赤=エラー。
色々なウインドウに重なってたエラーのアラートウインドウ。


うそでしょ…


ディスクユーティリティでみても1Tのディスクは真っ赤。


うそでしょ…


え、まさかメモリー増設のせいなわけないよね、システム情報でちゃんと認識されてたし。
システム情報開くだけでもかなり時間かかったけど。
項目選択するたびレインボーで。
他は何もつなげてないからいちおメモリ外してみよう…ー8GB。
これでおkかっ!?


…起動音、おっそい起ち上がり、ログイン画面パスワード入力、さらに妙に時間がかかる、ちょっとクリックすればレインボー、SMART真っ赤…


うそでしょ…


あ、Lionだからリカバリーとか?
よし、command+R起動。
ディスクユーティリティ…
HDDはやっぱり真っ赤。
メインのパーティションを選択して修復。
修復できません、と修理前と同じ警告。
サブパーティションを起動ディスク選択して起動。
メインと変わらない故、システム環境設定で再度メインを起動ディスクとして選択、起動。


起動音。
マーク。
歯車。
見慣れぬグレーのバー。
3mmすすんだら画面真っ黒。
なんかぱちぱち音がした。
ぱちぱちつけまでもつけてるの?
かなり待ったけど変わらないので背面スイッチを押してみると起動音。


そして真っ暗。


うそでしょ…


何度か繰り返してみたが3mmバー後に真っ暗か、起動音のみで真っ暗か。


うそでしょうそでしょこれゆめでしょ?


ちょっと泣いてみた。
しかし泣いても事態は変わらない。
淡々と持ち帰った時と似たようにわしのMacを梱包した。
明日はまず電話からか…


この一件、わしにもたくさんの悪いところがある。


パスワードを拒否せず言ってしまった事。
自分で言ってしまったがゆえに無駄に妙な不安にさいなまれる結果に。


依頼した量販店を飛び越えてメーカーに電話した事。
自分の不安を払拭するための行為で(それだけではないが)、法律にはないとしてもルール違反的だと。


預かりの控えを返してもらわなかった事。


内容の確認もせずに受け取りのサインをし、更にその控えをもらわなかったこと。
修理の詳細が全く分からない。




修理完了の電話があってすごくうれしかったのだけど。
治って戻ってきたとしかおもってなかったんだもの。
サインした書類には「何もしない状態で戻しました」とか書いてあったのかな?
でもそれなら店員さん、電話でも店頭でも何か言ってくれたはずだよね?
三ヶ月近く待ちに待ってたんだよ、わしのMac
すごく長かった。
修理に三ヶ月、だったならまだいいけど、壊れたマックを治ると信じてただ三ヶ月寝かせて放置してただけだなんて。
泣こうと思えば泣けるくらいの気持ちだが泣かない。


ただショックがけっこう大きくてどよーんとして眠れん。


顛末は以下。
ヌカヨロコビ、その後