シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『金門島にかける橋』 ★☆

1062年、日本(日活)=台湾、カラー、1:2.35、107分、日本語&北京語&英語(日本語字幕)
【監督】松尾昭典
【出演】石原裕次郎、華欣、芦川いづみ二谷英明大坂志郎、他
2013/09/07(土)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 東京の病院で朝鮮戦争の負傷兵の治療をしていた武井(石原)は、台湾から従軍記者の弟を探しに来た麗春(華欣)と知り合う。
 しかし武井は手術の失敗をごまかそうとする病院に嫌気がさして辞め、彼を受け入れる病院もなく、外国航路の船医になって、金門島へとたどり着いた。
 そこで麗春と再会して恋愛感情が芽生えるが、彼女にはいいなずけが、武井には恋人のかおる(芦川)がいた。
 台北で麗春が結婚式から逃げ出し、武井の後を追って金門島へと向かう。
 しかし、上陸時に中国本土からの砲撃で麗春が死んでしまう。
<感想>
 終盤、中華民国国軍の協力の元、多数の軍用艦や上陸艇が登場し、派手な爆破シーンが繰り広げられる。
 しかし、戦闘状態の金門島が舞台で、ストーリーには平和を望む内容とはいえ、全体的にはぬるく展開するありふれた恋愛もので、それ以外の要素は表層的。
 やはり、ストーリーがドラマチックじゃないと、見た目が派手でも盛り上がらない。
 海外ロケ作品だと、当地のパレードやお祭りに絡めたシーンが本作も含めよくあるが、そんなシーンは緊張感が覚めてしまうものしかないと思う。
.