シネサルの「映画のブログ」

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 『クリスマス・キャロル』(1970) ★★

【原題】Scrooge(意味:(主人公の役名))
1970年、イギリス、カラー、1:2.35、113分、英語(日本語字幕)
【監督】ロナルド・ニーム【原作】チャールズ・ディケンズ【脚本&製作総指揮&音楽】レスリー・ブリッカス
【出演】アルバート・フィニーアレック・ギネス、他
2013/12/11(水)鑑賞、TBS放映
<ストーリー>
 19世紀半ばのロンドンのクリスマス・イブ。
 守銭奴の金貸しのスクルージ(フィニー)のところに、かつての共同経営者マーレイ(ギネス)の霊が現れ、夜中に三人の幽霊が順番に現れると言った。
 それぞれの霊は、彼がかけがえのない恋人と別れた「過去」、人々の暖かい家庭の団欒と自分への陰口を言っている「現在」、彼が新で借金が帳消しになった人々が喜び死の世界で重荷を背負わされる「未来」を見せた。
 翌朝、改心した彼は人々に施しをし、みんなは喜んだ。
<感想>
 この話を真面目に見ると、人生の選択に関する後悔という普遍的なテーマを扱っている。
 でも原作は未読だけど、貧富の差が激しかった頃に書かれた子供向けの古典だからか、
善悪を解りやすく分けた内容で、さらに本作はミュージカルなので、物語の書き割り感が増している。
 子供向けだからそんなもの、と言ってしまえばそれまでかもしれないが、今の大人にはもっと深みのある表現の方がいいかな?

 サンタクロースが真っ赤な服を着始めたのは20世紀初頭らしいから、19世紀の話に赤い服が出てきたのは時代考証の間違いだろう。。