東京都 条例可決確定らしい

角川書店、「東京国際アニメフェア」出展取りやめ 社長「都の姿勢に納得できない」→ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/08/news098.html
性描写漫画の販売規制、都が再提案へ 対象を限定 → http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY201011190604.html
東京都が発表したガイド → http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pointo1.pdf
都の性描写規制案 可決へ 民主、条例改正に賛成 → http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010121002000191.html
漫画規制、パンフ作成へ → http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20101210-OYT8T00397.htm
そして酷い話 : 都条例改正問題 12/9都議会 総務委員会レポート → http://togetter.com/li/77163

実質的に機能するかどうかは別として、政治家は賛成しているらしい。本当にバシバシやれば大問題が発生する筈なのだが、例えば幼児ポルノを単純所持していたら捕まるという法律でさえ、その辺にあるレンタル店(9割以上)にある中学生が明らかに出ているDVDなどを摘発しないのを見ると、実質機能しないんじゃないかとも思われるが、隠れて何度も東京都条例を通そうとしているのはまずいんじゃないか。
いや、逆に通った方が市民の関心を持っていいのかもしれない。とりあえずアニメフェアは真っ黒にしましょう。
元ネタは http://www.tokyoanime.jp/ja/info/leaflet/ だと思うが・・・・

読んで思った事

導入部分

初めから-23ページ: 非常にわかりやすく、この本を読むにあたって必要な本などの紹介があります。これは素晴らしいと思いました。

データーシート 2章6 (p.23)

データーシートを詳しく読むのは重要ですが、先に進めるにはちょっとムリがある気がします。
また、メーカーが提供しているアプリケーションノートとかFAQなどに言及してほしいいな。と感じました。

開発予算 2章7 : (p.25)

費用に関しては概算などで良いと思いますが、測定機だとか工具などは必要になる可能性があるのを書いた方がよいと感じました。

1.14.1 各種コード

インターネットのアドレスが多く書かれていますがURLが長すぎます。本の限界かも知れません。例えば自分のHPにリンクだけのページを作成しておいて本にはリンクページにある参照番号などを記載する方が良いのではないでしょうか。

3.2 なぜマイコンを使うのか (p.31)

マイコンの言葉の定義はかなり微妙だと私は考えて居ます。組込用マイコン程度の説明の方が良いのではないかと私は考えます。

3.4 マイコン開発を学ぶ意義

これは今までに無かった視点。参考書籍の説明も良い。(でも参考書籍を買う予算は?)

3.5 マイコンのシステム構成の概要

この メモリ<->CPU<->I/Oというような図は概要としても変な気がします。後で正しい説明しているからいいか。とも思いますが、ALUのビット数と命令セットのビット数とメモリーバスのビット数は異なる事もあるので、速度とかいう話は後にした方が良いと感じました。

3.5.1 CPUの動作

逐次動作方式の説明、これでは絶対にわからない。パイプラインの説明はいらないと思うぐらい荒っぽいと感じる
ついでにハーバードアーキテクチャ、これもこのページでこの順序で説明するのはムリ。

RAMの説明

これも説明していない言葉が多すぎでムリという気がします。私はこういう図は好きだけどね。

ROMの説明

ARMの内蔵ROMだけの話だと基本的にはEEPROMだけなので書く必要があるのかな。と思う。

3.5.2.2 メモリの構成

本当にこのあたり厳しいと思います。
もっとシンプルにとりあえずページとかの概念は無視、例えば16KB, 8ビット幅のROMとかを想定して具体的に10進数、2進数、16進数で説明して、線が何本いるとかいう話をしたほうがよい。

3.5.2.2 (続き)

メモリマップは章をわけるべき

(p.49)

4ビットCPUを使う場合でもメモリの1番地あたりの記憶容量は8ビット1バイトです。というのがあるが、そうとも限りません。ARMの場合はという説明にしたほうが良いと思います。例えばPDPとか昔のミニコン、PIC等は異なります。

3.5.2.3 レジスタ

マイコンの定義にはI/Oがあるかとかありません。CPUと区別する説明はそのままの説明をすると難しくなってしまします。
周辺機器+メモリ+CPUが入ったマイコンとして特定のマイコン型番を定義してから、その中のCPU部分とかいう形にしてはどうでしょう。
あとレジスターの本数が少ないのはハード上の問題ではなく、大抵の場合、命令セットが大きくなる事が問題です。

3.5.3.1 GPIO

あらかじめこういった内蔵I/OやメモリについてCPUとは別の物が内蔵されていることを、パソコン用CPUとの比較じゃなく、ちゃんと説明をしておいた方が良いと思います。

図3-12

この矢印は流れる電流を意図していると考えられるが、入力ピンはあんまり電流が流れないし、少し違うと思う。

3.5.3.4 タイマ

CPUのクロックについて説明してないからような気がする。

3.5.3.5 PWM

ここは応用を説明するよりも、具体的にどういう波形が出来るのかを記載するだけにするのはどうでしょう。そしてこれを使った応用を後で説明というような構成にするとか。

3.5.3.6.1.2 シリアル伝送

この説明はおかしい。GNDはパラレル背宇属でも必要です。送受信では双方向バスを指定しない限りパラレルでも必要ですし、シリアル転送でも双方向を1本の信号線で行う場合もあります。
概念的な部分だけを説明したほうが良いと感じます。

3.5.3.6.5 SPI

この説明でわかるとは思えないのですが

(p.82)

送信している間に、一方でデーターが受信された の箇所を、別の受信データーが届いた場合に というほうが良いのでは

3.5.3.8 DMA

DMAは割り込みと違って大きなデーターや、すぐに対応する必要の無い物を扱う事が多いなどの特徴を書いて、最後に転送が終わったら割り込みがかかるとか、そういう事の説明が必要だと感じました。

AMBA,AHB,APBの違い (p.85)

まず覚えられないし本当に参照するなら、その場で書いた方がいい気がする。(この本で参照している箇所が無いように思える)

図3-36はおかしい

3-3も同一だけどメモリに見えるだけでその動作が問題 GPIOの説明4-1までやるのなら明確にすべきじゃないか

はじめに

この本には導入編というのがありません。ページ数が本にならないぐらいの量になってしまったというのが理由です。
その内容はここにあります。 http://miqn.net/introduction/1.html これは実に役にたちます。
一度通して読んだ感じとしては、読者層がいまいち絞り切れてないという気がします。
多分、導入編の具体的過ぎる説明があるのと、初心者に向けて書いた箇所と、ARM特有の説明がごっちゃになっている気がします。
私はノウハウ集として見た場合、この本とWEBサイトは本当に参考になると思います。というよりここまで書いた本は見たことがありません。

The Pragmatic BookshelfのThe RSpec Bookのような販売体系

海外の本ですが、書いている途中の本をBata Bookとして販売しています。この会社の場合最終的には書籍で販売されますが、電子出版の場合は50%が筆者に渡ります。
また、書いている途中のPDFをいつでもダウンロード出来ます。このファイルは緩い保護がかかっていて購入者の名前がヘッダー部分に印刷されています。
何しろ書いている途中で見られるのですから、なかなか本になりません。この本ではRails3に対応するとかで、また伸びそうです。
RSpec本はeBooksのみだと$24です。Select Format:の所で変更して見てください。
非常に面白いと思います。