昨夜部屋を片付けていてふいに、
ナベツネにイグノーベル賞を獲らせてみたらどうだろうかと思った。
ノミネートされる資格はパンパンに膨れ上がった膀胱のようにあると思うので。
スポーツ賞がないのがネックだけども。
あら
こんなところに映画のタダ券が。
というわけで黄金町に向かいますよー。
はい
黄金町。
横浜日劇。
近くにひしめく風俗店から漂う消毒液と石鹸のにおい。
さあ「テキサス・チェーンソー」。
よし
観終わった。
うむ、川沿いにはアジア系のおねえさんが何とはなしに並んでおられる。
おっとママに怒られるから家に帰って死体をさばこう。
「テキサス・チェーンソー」
(いきなり床がチェーンソーで切り裂かれ)
「ドーン!」
「えっ」
(そこから先生が登場)
「オブザデーッド!」
「いやいやいや」
「(唇を震わせチェーンソーの真似)ぶぶぶぶぶぶぶぶ」
「違う映画ですよ今日は」
「予告篇やってたな!『ドーン・オブ・ザ・デッド』!今週末からだ!」
「ああ、この劇場でですね」
「見ろ!ロビーが夢のようだ!ガスマスクにホッケーマスクも展示してある!」
「ホラー特集ですからね」
「夏はホラーに限るな!ぶぶぶぶぶぶ」
「先生そのチェーンソー自作で」
「ったりめえよ。ペットボトルと輪ゴムとマブチモーターでな」
「ノコギリ部分がちゃんと可動しますね」
「忸怩たる思いだ」
「どうしました」
「大方のチェーンソーは電動じゃねえ」
「はあ」
「ガソリンで動くんだ」
「まあでも」
「いやいや、妥協は許されん」
「なかなか険しい道ですね」
「まあそんなわけでこの映画」
「はいはい」
「ま、こんなもんかなって感じだ。いや、いい意味で」
「リメイクは難しいですからね」
「CG丸分かりとかのフザケたカットもなくまずは御の字」
「オリジナルは観てるうちにだんだん笑えるようになってきたもんですけど、そういうことはあんまなかったですね」
「ただまあなんちゅーか」
「なんでしょう」
「R・リー・アーメイの印象が強すぎてな」
「鬼軍曹俳優。『マテリアル・ウーマン』以来ですね」
(続く)
「はてなしりとり」
id:vancolanより
「泪橋で丹下のおっさんと出会ったのが丁度20年前だったかなぁ。あの時の俺はナイフみたいに尖っては触るもの皆、傷つける程にギスギスしてた。っていうか、俺自身も結構傷ついてたよ。何か知んないけどね。孤児院から抜け出してからずっと放浪してたんだ。そりゃあ悲しくもなるよ。そんなところに出逢ったのが丹下のおっさんだったってわけ。あのおっさんと来たら酔っぱらいながら俺にしがみついて「俺と一緒に世界を目指さねぇか」とか言ってくるんだぜ。正直「あ、この人とは関わらない方が良いな」と思ったけど、何時間にも及ぶ熱心な勧誘に負けてボクシングする羽目になったんだ。俺ってほら、人の頼みを断れないタイプでしょ?外出たらいつもポケットティッシュ貰って帰ってくるし。ボックスティッシュ要らねぇじゃん!みたいな(笑)そんな感じでボクシング始めたんだけど、何かこうおとなしくボクシングやってるのって性に合わないって言うか、まぁぶっちゃけ俺が若かったからなんだけど色々とやっちまったんだよねー。いわゆるコレもん(両手首を合わせる仕草)ってやつね。で、鑑別入ったんだけどそこでマンモス西とかいう売れない芸人みたいな名前の奴がいたんだよ。こいつは後で鼻からソバ出したりするんだけど、この時は鑑別のボスやってたらしいんだ。まぁそんなんで俺にケンカ売ってくるんだけどモチ返り討ちね。でも、それで目ぇ付けられて東光特等少年院に移送されちゃったんだ。そこは札付きばっかりが集まってる、スケバン刑事でいうと「梁山泊」みたいなところだったんだけど・・って、最近の子じゃ知らねーだろ(笑)早い話、そこで出逢ったのが力石だったんだけど、その力石の強いの何のって。牛とか素手で倒したりしてたときはさすがの俺も参ったね。馬鹿なんじゃねーのって。それマス大山じゃん、ってね。」
の、「ね」から
ネロは、唯一の望みだったコンクールにも落選してしまい、家賃が払えずに住んでいた家さえも追い出されてしまい、パトラッシュとともに吹雪の中を行くあてもなく歩き続けていました。
パトラッシュは雪の中に埋まっていた大金が入った袋を見つけました。
それは、コゼツが燃えた風車を再建し、燃えてしまった小麦の代金を村人たちに支払うためのお金でした。
ネロは大聖堂にたどり着きます。
そこで、今まであんなに見たかったルーベンスの2枚の絵を見ることが出来たのです。
「とうとう見たんだ…ああマリア様、僕はもう思い残すことはありません…」
パトラッシュがやって来ました。
ネロもそれに気付き、パトラッシュを抱きしめます。
「パトラッシュ、来てくれたんだね…ありがとう!」
パトラッシュは鼻を鳴らします。
「そうだね、僕らは、ずぅ〜っといっしょだね。」
ネロはルーベンスの絵を指差してパトラッシュに話しかけました。
「ほら見てごらんパトラッシュ。あんなに見たかったルーベンスの絵だよ。やっと見られたんだよ。パトラッシュ、僕とっても幸せだよ。」
力尽きて横たわるパトラッシュ。
「疲れたんだね?僕もだよ…おじいさん、ごめんなさい。もう休んでいいでしょう?パトラッシュ、いっしょに休もうね…」
そこでパトラッシュの言葉がいきなりネロの頭に響きました。
「やあさっきさあ、そこで金拾ったんだよね俺」
「えっパトラッシュ?こ、言葉、喋れるの?」
「いやいやんなわけないっしょ。犬っすよ?あんたの精神に直接話しかけてるんすよ」
「えぇ、そ、そうなんだぁ」
「ああ犬はみんな出来るよ。面倒くせえからやらないだけで」
「知らなかったなぁ」
「それはそれとして何か食うもんと飲むもん買ってきてよ。俺こっち準備しとくからよ」
「うんわかったよパトラッシュ。何か苦手なものとかある?」
「あぁおでんとかは俺いいや。熱いの苦手」
「分かった。行ってくるよパトラッシュ」
「おぉ補導されんなよ」
ネロはコンビノン(ベルギーではコンビニをこう呼ぶ*1)にダッシュしました。
買い物を済ませたネロが戻ると、パトラッシュは段ボールの上に新聞紙を敷き、さらにどこから調達したのか毛布まで用意して快適な居住空間をプロデュースしていました。
「わあすごいねパトラッシュ。どこでこんなこと覚えたの」
「まあ色々あんだ。詮索すんなよ」
「そうだね。まあ飲もうよ」
しばらくすると、二人というか一人と一匹は、かなり出来上がってきました。
「どぁから俺ぁ言ってやったんだよ『こーの雌犬の息子が』ってな!ハハハ」
「うわやーばいよパトラッシュ。天井グールグル回ってる」
「コラー!お前ら何やってんだ!」
大聖堂の警備の人に見つかってしまいました。
「やっべ!逃げるぞネロ」
「あっまだからあげクン食べてないのに」
「俺が吠えまくっからとっとと全部持って出ろ!」
パトラッシュは狂ったように吠え警備の人を威嚇しました。
ネロはその隙に荷物をまとめて逃げます。
「わんわんわんわん!」
「うわー」
ネロとパトラッシュのヨーロッパ珍道中はこんな感じで始まりました。
もうこれからは、寒いことも悲しいこともお腹のすくこともなく、一緒にいつまでも楽しく暮らすことでしょう。
の、「う」を
いきなりid:tommytsukubaさんにパース!
よろしくうー!
><
*1:嘘。