大鷲山(富山県朝日町 817m)



ご近所のOさん(去年の夏も一緒に大鷲に登っている)から誘っていただき2月6日(日)大鷲山に登ってきた。
夏は登り3時間の山だけど、今回スノーシューで4時間15分かかった。
冬は境川沿いのハシゴから登る人も多いみたいだけど、私たちは夏の登山口である境ドライブインスタート。
駐車場で車をロックしようとしたがなぜかしまらない、リモコンの電池がないんじゃない、って言われ手動でかけてもダメ、しかたなく内側からかけられるだけかけて一箇所のみあけたまま出発。
7時半に登りはじめて、頂上着いたのが11時45分。
長かった〜。いろんな意味で。
体調はそんなに悪くなかった(水曜点滴打って4日目だし、肺の水抜いてもらってから息切れしなくなった)けど、長い時間歩くの久し振りだったから、足が攣って大変だった。
途中で1回攣って、そのとき近くにいたNさんに「いい薬があるから飲んでみっしゃい」と言われ、漢方薬をいただいた。
あーら不思議、飲んですぐ足の攣ったのが治りまともに歩けた。
けど筋肉落ちてるし早く歩けないもんだから超速いAさんには先行ってもらい、その次元気なOさん、Hさんにも先行ってもらって、アルコールが多少残ってるらしいNさん、Tさんと一緒に歩いたらそんなに待ってもらわなくても歩けた。
元気なときの私なら、超早い人と2人で先行くのにと思うけど今はムリ。山歩けるだけでもいいと思わなければ。
それより速く歩いたら景色をゆっくり見れないが、ゆっくり歩き、たまに立ち止まって、あれが白鳥、あっちが犬、栂海新道の山々を眺めながら絶好の天気の中、山にいるだけでも、頂上に届かなくても幸せだった。
途中林道地点で休憩していると、登山道を作ったO谷氏が県外のお客さんを伴って登場。
追い越してもらう。
この次は黒菱で会いましょう、って感じの会話だった。(黒菱もO谷さんの作)
12時タイムリミットとしようと出発したのだが、林道を過ぎ、烏帽子山の見える急斜面もクリアし、あとちょっとというところでまた足が攣って、今度は両方の足で、全然前に進めなかった。
もう一回薬をもらって飲んでも完全に足がピーンとなってしまい歩けなかったので「私はここでいいですよ、先に行ってください」と言うと「あとちょっとでもう頂上だ、すぐそこだから、荷物持ってやるから自分だけ歩けば」と私のザックをNさんが持ってくれた。
自分だけでやっと歩いていると、上からOさんが迎えに来てくれてザックを担いでくれた。
全員私より年上の人たちなのに、一番若い私がこのざま、情けないのと、仲間のありがたさに涙が出そうだった。
歩いてみればほんとにあとちょっとだったけど、足が攣ってるときは余裕がないのか、そこが頂上なのにもうわからないのだった。
(見えてたのに〜)
皆さんのおかげで11時45分に頂上に到着、風をよけて直下のくぼみで昼食宴会に。

すごいくつろぎムードのイケメン男子(!)2人。

今日のランチ。
甘酒、かまぼこ、菜花の昆布〆、コマイ、カワハギの干物。
甘酒とカワハギ以外は”男の手料理”
私は家で焼いたカワハギと前日作った甘酒をあっためただけ。
中でも菜花の昆布〆はショウガが効いてとても美味!
この味を出すのに何年もトライしてやっとたどり着いたとか、この日いきなり食べることができた私たちはラッキーだ。
私も昆布〆を作る予定で巨大な昆布を去年買ったけど、1〜2回作っただけであとは出し昆布に使っちゃったなあ…
菜花は雪がとけたら畑から出てくる予定なのでぜひ挑戦してみよう!

今日私を頂上まで導いてくださった素晴らしいお仲間の人たち…
皆さん山への情熱は並みじゃないと感じた。
私も病気なんかに負けていられない!

ここから見える犬ヶ岳は精悍でカッコいいね。

全員ではない記念撮影もアルコール入ってたらありかな。(わたしゃ子供でも飲める甘酒だけど)
地元でない人はわかんないですね、一番右が私。

実は行きには全くといっていいほど写真を撮る余裕がなかった。
帰りは何枚か撮った。
あとヒラタケがけっこう生えてる木があったけどそれも数mのとこでそこまで行く余力がなくて手近な数株のみ採取。カラカラに乾燥してたので干しヒラタケに…(コタツの上に置いたらみんなにシイタケ?と言われた)

なんにしてもこれだけ歩き疲れたのは久々、遠足から帰った子供状態で泥のように眠った。
他の人はまだ余力ありそうだった。
やはり具合が悪いからと家にばかりいるのはダメだ、天気の良い日は歩かなきゃね。
下りは3時間で、その後ひとりで境鉱泉に入って帰った。
鉱泉はお湯が少し赤く、あまり熱くない。いいお湯です。
値段も安く450円。
ところで車のキーがロックできなかった件は電池切れでも何でもなくて、ただスイッチを一段回回しそこねてただけ、慌ててるから〜。
今日のメンバー:Oさん、Nさん、Tさん(朝日町)Aさん(魚津)Hさん(入善)、私。
http://ubique.dynalias.com/~sasakawa/pg213.html