「ねぇバーディア」リリース週。日比谷野音ワンマンを終えて。Negiccoについて考える。

大仰なタイトルが付いていますが、単なる在宅ヲタの戯言です。気に入らない方は無視していただければ幸いです。
まずはリリース週に関して。「ねぇバーディア」の初週売上はオリコン調べで約1.6万枚の7位。前作と比較して売上枚数で約4千枚、順位で2ランクのダウンという結果でした。今まですべての新作で右肩上がりという結果を出してきたNegiccoにして初めてのダウンとなったわけですが、個人的にはこの結果に関してもポジティブな立ち位置です。Negicco自身が前作以降オリコンの順位には拘らない方向性を打ち出していたのと、ファンの中でも前作でやりきったという印象を持っていたのと、今回はミュージックカードを出さなかったので、私の中では売上及び順位のダウンは既定路線でした。その意味では約1.6万枚の7位の結果は上々だったと思います。ただ、残念だったのは、オリコンの順位には拘らない方向性だったはずなのに、メンバーから「トップ10に入りたい」「積んで」という発言が思わず(と思いたい)出てしまったこと。メンバーの発言としては「とてもいい作品なので良い結果(順位)に期待したいです」程度にとどめておいて、売上の状況を見ながらヲタが自然発生的にCDを枯らしに走るというのが理想ではなかったかと思います。その結果としての順位であればもっと好意的に受け入れられたと思うのですが、Negiccoサイドから必死なコメントが出過ぎたように思われるのが少々残念でした。もうひとつリリースイベントで気になったこと。リリース週の最後に野音ワンマンを持ってきたことはとりあえず置いておいて、新曲を歌わずにサイン会だけというのは避けて欲しかったなという思いがあります。インストアにしろアウトストアにしろ曲を歌うことで、訪れたファン以外の人の耳にも届けることが大切なことだと思うのです。今回の新曲ではオリコンの順位を気にするよりも、Negiccoの歌を知らないより多くの人々の耳に届けることに力を注いで欲しかった。
そして日比谷野外大音楽堂のワンマンライブ。直前の一週間がリリースイベントで心配されましたが、パフォーマンスには全く乱れがなかったようでひと安心。在宅ヲタの私は当然TLなどでの情報確認にとどまっているのですが、舞台装飾・演出・パフォーマンスの面では大変好評を頂いていたようなので喜んでいます。ところが一方で新潟県民会館に続いて今回も物販では問題があったようで困ったものです。物販での販売機会の喪失というのは本来あってはならないことですし、彼女たちにとっては一番利益率の高い販売物であるはずだけに残念です。これまでの物販での反省があれば改善できる問題であるにも関わらず、ライブがある度に恒例行事のように問題が取りざたされるのはいかがなものでしょうか。特にリリース週の最終日であるからには、ひたすらCDを売りまくらなければならないのではなかったのかと、一種の不信感さえ覚えてしまいます。新規のお客さんにグッズを手にとっていただけないのはファン獲得のための大きな障害にもなりかねません。物販の見直しと改善は最重要課題として次回までに必ず実行していただきたいと思います。
今年のNegiccoの歩みを振り返ると、初の全国ツアー、NHKのMJに出演しPerfumeと感動の再会、新潟県民会館でのワンマン、自らが主催するネギフェスの開催、「ねぇバーディア」で2曲連続のオリコンTOP10入り、日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブと、夢を次々に実現させてきました。私が彼女たち(といってもNao☆ちゃんとぽんちゃ(Megu)のふたりですが)と初めて出会った1998年9月のアップルリトルパフォーマーズのオーディションで、緊張の面持ちで歌を披露していた姿からは現在の姿は想像もつきませんでした。あれから約17年!の時を経て現在も成長を続ける彼女たちの姿には、大の大人である私の方が勇気づけられるばかりで、現在では単なるいちネギヲタとして彼女たちを動向を見守る日々。Negicco関連ブログ等情報」「Negicco武道館への軌跡」というBLOG記事をアップすることでささやかな応援をし続ける日々です。その行為に幸せを感じさせてくれるNegiccoが愛おしいです。
Negiccoの今後の予定についても触れなければなりません。11月から12月にかけて対バンツアーNegiccoと、ツーマンにくりだそうツアー!!!」の開催が発表されました。残念ながら対バンの相手は知らない方々ばかりなのですが、BRADIOが「音楽と髭たち」のサポートバンドになったりしているので、YouTubeで検索して曲を聴いてみれば納得のブッキングでしょう。脱アイドル宣言をした東京女子流よりも遥かに先を歩んでいる感じです。私はNegiccoのこの路線は好きですね。問題は会場の選択です。相変わらず小規模の箱を選択しているようで、会場によってはギュウギュウ詰め必至かと思われます。CDジャーナル今月号のインタビューを読むと、Nao☆ちゃんのチケット即完売への拘わりが感じられるので、こういった会場選択になっているのかもしれませんが、その会場で初めてNegiccoの音楽に触れることになる方をファンにするためにはベストではないような気がします。Negiccoのライブ会場の条件は、後方からでもNegiccoの姿(できればダンスも)を確認できて、希望者はラインダンスを共に楽しみ、そうでない方はさりげなく避けることが出来るスペースが存在することが望ましい。要するに曲だけでなくNegiccoとネギヲタがライブ会場において醸し出すホスピタリティーを、新規客に体験させられることが最も大切なのではないかと考えています。
野音のライブでNao☆ちゃんは高らかに「来年は日本武道館での単独ライブ」を宣言しました。Negiccoは夢をあきらめず実現に向けて一段一段階段を踏みしめながら登っています。他のアイドルの中には日本武道館への階段を凄い勢いで駆け上がってしまったがため、その後の目標を見失ってしまっているようなユニットも存在していますが、Negiccoにはぜひ現在のペースを崩すことなく夢を一つ一つ実現させて行って、その結果として日本武道館のステージに立ってもらえればと思っています。そのためには私のような人間でも微力ながら協力できていると実感できる現在の状況はとても素敵だなと感じているのです。