AYNIW TEPO / FLOWERS ベース担当/堀一也インタビュー その2

前回AYNIW TEPOのベーシストであり、中心人物といってもいいと思うんですが堀一也のインタビュー(動画も)読んで(観て)いただけましたでしょうか?まだの方は是非前のBlogから遡ってチェックしてもらえたらと思うんですが、前回紹介させて頂きましたライブ録音映像に続きましてAYNIW TEPOの1stミニアルバム[FLOWERS]から収録曲"Surfin'"のライブ録音動画が公開になりました。

https://youtu.be/6RrH7jnUnD4

それに併せまして、AYNIW TEPO堀一也とTHROAT RECORDS/LOSTAGE五味岳久の対談形式のインタビュー第2弾もアップしますので、チェックよろしくお願いします。最初は2回に分けてインタビュー全文掲載しようと思ってたんですが、区切りがいいのとちょっと長くなってしまいそうなので3分割で小出しにしてます。

今回はAYNIW TEPO / FLOWERSという作品について、です。ちょっと長いかもですが、よろしくおねがいします。


五味 : まだ出たばっかりですけど、無事リリースになってどういう気持ちですか?どういう作品かっていうのをちょっと聞かせてください。
堀 : …録音とかアレンジの部分で時間かけたんやけど…
五味 : どのくらい制作に時間かけた感じ?
堀 : 2013年末から始めて、出来たのが2015年5月完パケ
五味 : 1年半か…。なんでそんなに時間かかったん。
堀 : ちょっとサポートメンバーが点々と変わったりして、自分の弾いてるギターのパート使って欲しくないとかそういうのが色々あって。
五味 : あ、録ってる間にメンバー変わったし。
堀 : そうそう。
五味 : 録ってる間にメンバー変わるとかあんまないよな。大体録音終わってそれを区切りに辞めます、とかさ。
堀 : そやな。
五味 : 録ってる間に辞められたら一番困るよな。
堀 : 困る。
五味 : だからなんかあったんやろなって…。
堀 : 俺が悪いんかな…(笑)
五味 : (笑) お前が悪いとこは、まああると思うで。
堀 : あると思うわ。
五味 : めっちゃ声ガラガラになってきてるけど大丈夫か。
堀 : プシュッ(咳き込みながら缶ビールを開ける)。
堀 : 作品としては凄い時間かかったけども、メンバー変わった分そのパート差し替えて。アレンジも変えたり。
五味 : 途中でってこと?
堀 : そう、4曲録ってから2曲使えへんとかになってたから。原曲はほぼ俺が書いてて、家でリラックスしながら。
五味 : けっこう家で作業してるよな。それって何やってんの家で。俺らとかいつもスタジオで作業してるからどんな感じかあんまわからんねんけど。
堀 : いや、今までは俺らもスタジオでやっててんけど、今回は原曲を自分の家で書いたっていう。
五味 : 今までと違う?
堀 : そうそうそう、家でギター弾きながら。
五味 : ギターで作ってんの?
堀 : そう、ガットギターで。
五味 : そのガットギター俺が売ったやつちゃうの?
堀 : そうそう、THROAT RECORDSで1500円で買ったやつ。
五味 : 俺がなんか近所のリサイクルショップのおばちゃんから「売るか?」っていわれて売ってもらったやつ。あのギター?
堀 : そうあのギター。ガットギターで初めてやねんけど、ナチュラルに家で湧いてきた感じで。このミニアルバムに関しては何も考えずに作った。
五味 : 自然に。
堀 : そう、ある日家で思いついたものを。
五味 : やり始めたとこから1年半かけて作って、レーベルの都合とか俺の都合とかもあって結局リリースまで音が完パケてからリリースまで更に8ヶ月くらいかかってしまってるけど、飽きてきたみたいな感じとかにならへんの?俺とかけっこうなるけど、時間経つと。
堀 : ならへんな。
五味 : そうか。
堀 : 原曲は自分で作り始めてるけど、メンバーって後からそれを聴いてその曲に入っていくやん。
五味 : うん。
堀 : メンバーがその曲を掴んで自分のフィーリングでこうライブとかも含めて、やっていく姿を見てるのがよかったから。
五味 : 育っていくというか。
堀 : そうそう、バンドとして曲と一緒に育っていって完成させていくような感じで1年くらいとか。ライブも重ねていって、人の反応とか見たりしながら。
五味 : 結成して3年とかやとまだ新しいっていう感じするな。新鮮でまだまだフレッシュな。
堀 : そうやね。

五味 : じゃあ、そろそろ楽曲紹介にいきましょうか。
堀 : いきましょうか。
五味 : 1曲目から順番に。(CDプレーヤー再生開始)聴きながら喋ろか。
堀 : 1曲目"Surfin'"
五味 : 奈良海ないのに。なんでサーフィンなん。
堀 : 歌詞はともえと美里が一緒に作ってくることが多い。この曲はともえが英語でサーッと書いてきた。
五味 : あ、そうなん。ともえちゃん英語出来んの?
堀 : 出来る?
五味 : てかお前英語出来んの?
堀 : 出来るよ(笑)。
五味 : 嘘つくな(笑)。 
堀 : あ、でも俺が書いた歌詞もあるよ。でも基本アレンジとか考えんのでいっぱいいっぱいやから。歌詞はともえとかに投げるな、早いから。
五味 : なんでサーフィンなん。どういうサーフィン?
堀 : 海っていうよりは、エネルギーみたいな。
五味 : 波に乗っていくっていう?
堀 : そう。
五味 : 収録されてる曲の中では時期的にはどのくらいのタイミングで出来たん。
堀 : 収録曲6曲あって4番目かな。
五味 : けっこう後のほうやね。
堀 : そやね。
五味 : なんで1曲目にしようと思ったん。曲順てどうやって決めんの?
堀 : 自分が聴きたい順かな…、CDで。
五味 : 歌詞が全部英語やと思っててんけど、英語と日本混ざってんねんな。この曲は英語やけど。
堀 : うん。
五味 : 邦訳付いてないからわからんな、どういう意味か。
堀 : …どっかにあげますわ。ホームページとか。
五味 : それいいな。
五味 : この曲のライブ録音映像ももうすぐ公開やんな。
堀 : 近々公開なんで、是非見てもらえたらなと。
五味 : (聴きながら)次の曲、いきましょう。
堀 : これは"Island"という曲で。
堀 : この曲はもうライブ録音動画も公開になってるやつですね。
五味 : さっきの曲もそうやけど、”サーフィン”とか”アイランド”…島ですね。とか海っぽいタイトル多いけど。
堀 : あ、これタイトル僕が考えたんですけど…
五味 : 島?
堀 : そう島、これ秘密の島です。自分に関する。
五味 : 比喩的な?
堀 : そう。自分が何かから解き放たれたいときに行く場所みたいなのあるじゃないですか心の中に、自分だけの。拠り所みたいな。そういう意味。
五味 : あぁ、そういう意味か。
堀 : そう。
五味 : てことは歌詞もお前が書いたってこと?
堀 : いや、歌詞はともえ。
五味 : なんやねんそれ(笑)
堀 : 僕がそのイメージをともえにイメージに忠実に伝えて、ともえがそれに感化されて、書いた。
五味 : イメージ膨らませて。
堀 : そうそうそう、それ伝えてから何日か後にはもう出来てた。
五味 : めっちゃ早いな。
堀 : そう。
五味 : 歌詞を書く作業も分担されてるっていうのは珍しいな。
五味 : この曲も英語詞ですね。やっぱあれかな英語の方が曲に乗りやすいんかな、歌詞が。
堀 : 何も考えずにやれるっていうのは英語のほうかな、メロディーを付けていく上で日本語の方が制約がある。英語やとトラック最初に作って歌乗せていくときに即興でそのまま乗せてだいたい1、2回歌ったら出来上がるから。それに言葉ハメていくのに今回は英語のがハマったっていうか。
五味 : 英語でしかやらないとか、そういうことではない?
堀 : 全然ない。
五味 : どっちもやると。
堀 : 日本語の時もあるから。
五味 : この曲は収録曲の中ではどのくらいのタイミングで作ったん。
堀 : これは…後半のほう…っていうかこれ最後ですわ。最後に出来た。
五味 : 後半に出来た曲のほうがバンドにとっても新鮮やから曲順最初の方にしたいっていうのもあるかもしれんな。
堀 : そういうのはあるな。
五味 : どういう音楽に影響を受けたん?メンバーそれぞれ違うとは思うけど。
堀 : 1番影響を受けたのは今回のアルバムに関して言えば、ラテン音楽とアフリカの音楽かな。あとこの歳でビートルズ
五味 : 意外やな。
堀 : うん。
五味 : (聴きながら)あ、次の曲いった。"Gingko"
堀 : "Gingko" バンドが最初に作った曲。
五味 : あ、そうなんや。この曲が最初か。
堀 : そう。
五味 : やっぱ良いな。この込み上げてくる感じ。説明難しいけど。
堀 : 最初バンド立ち上げてメンバー集めたけど色々あって、活動しにくくなって俺と美里と2人だけになった時に出来た曲で。こう、2人になったけど続けていきたいなっていう、そういう時に出来た。
五味 : そういう時って良い曲出来るよな。自分ではわからん逆境っていうか。
堀 : この曲は朝思いついたんやけど、ギター弾きながら。んでちょっと…午後に電話かかってきて、友達亡くなったっていう。だからそういう大事な人の事とか作りながらすごい考えたというか。 
五味 : 昔から思っててんけど、こういう…展開の曲好きやんな。こういう…説明難しいけど…コード進行かな。さっきまでの曲はベースラインがループしてるっていうか、そんな感じやけど。この曲はもっとなんかスケールデカい感じと言うか。
堀 : 自分の聴いてきた音楽の蓄積みたいなのがあって、良いバランスで出せたんちゃうかな。
五味 : (聴きながら)…そうこう話してるうちに次の曲。
堀 : 流れもけっこう良いでしょ。
五味 : 良いですね。
五味 : "Parachutes"どういう曲なんですか。
堀 : あ、これ最後ですね、最後に出来た。これが最後やったわ、出来たの。
五味 : 日本語詞やな。
堀 : 恋愛の歌詞らしい。
五味 : 恋愛の歌詞?
堀 : そう。
五味 : これとか俺めっちゃSTEREOLABとかのそういう90年代の終わりか2000年代初頭くらいの雰囲気感じたけど。ポストロックていうか。
堀 : そうやな。
五味 : 女の子ボーカルて良いよな(笑)
堀 : (笑)
五味 : 最近でもレーベルのリリースも女の人の歌ってるリリース続いてて。RopesもTADZIOもそうやし。やっぱ自分にないものっていうか、俺も歌歌うから。ギターとかやとある程度音とかって狙って出せるけど、女性のボーカルてやっぱり男性やと出されへんから。ないものねだりなんかもしれんけど、良いなって。ただ女が好きなだけかもしれんけど…(笑)
堀 : かもしれんな(笑)
堀 : あと俺はずっと女の子とやってるけど、女の人ってほんまに自分には理解出来ないようなフィーリングとか発想があって。それにけっこうドキドキする。AYNIW TEPOのシンセワークってほぼ全部美里のアイデアなんやけど。
五味 : あ、そうなん。
堀 : あの感じは自分の才能とかでは無理やな。
五味 : なんか違うよな、女の人にしか思いつかへんようなアイデアとか。
堀 : うん。
五味 : 俺らも1回昔あってん、LOSTAGEにメンバー女の人っていう。
堀 : え?!
五味 : 4人から3人編成なったとき。やっぱもう1人ギター要るなっていう話してたとき。
堀 : あ、3人なったとき。
五味 : そうそう、どんなやつ入れるかっていう。そういう話になったとき。
五味 : メンバーに全力で止められたけど。
堀 : (笑)
五味 : 絶対アカンって。
堀 : まあでもアチさん(Ropes)とかってメンバーみたいな感覚でコーラスやってくれてるやん。
五味 : そう。やっぱ自分に出来へんこととか、そういうのあるやん。そういうのがすごいなって思うな毎回。
堀 : スタジオで作業してるときとかあるやん、ちょっとピリピリしてる時とか。そういうときもいいで。
五味 : 余計ややこしならん?意味わからん事言われたりとか。
堀 : そういう時に気分転換に急にお菓子とか出してきたりするから。
五味 : (笑)あ、そういうやつな。「クッキー焼いてきた」とか。
堀 : そうそうそう。そういうので、ともえとかもお菓子を振る舞ったりとか「ちょっと疲れてきてるでしょ」とか言って。
五味 : あ、俺でも1回昔な、初代のLOSTAGEのギターでS氏っておってんけど。
堀 : あー
五味 : そいつが1回スタジオの練習に自家製の煮卵作って持ってきたことあったな。タッパーに5.6個入ってて、黒いタマゴ。あいつが煮付けてきた煮卵をスタジオの休憩の時に出してきて。「作ってきた」とか言うて。まったくほっこりせんかったけどな。
堀 : (笑)食わんかったん?
五味 : 気持ち悪いし食わんかった。あの時あれ食ってたらあいつ辞めてなかったかもしれんな(笑)
堀 : (笑)
五味 : そうこうしてるうちに次もう5曲目か。"Egg Baron"てどういう意味なん?Eggってちょうど煮卵からの流れ来てる感じするけど(笑)Baronって男爵って意味やんな?
堀 : そうそう。LOSTAGEもBARONて曲あるよな。
五味 : うん、あるある。タマゴ男爵ってことか。造語っていうか。
堀 : そう。
五味 : これは誰が名付けたん?
堀 : 美里
五味 : 美里ちゃんてバンドとは別に絵本とかも描いてるし、表現ていうか。そういう感覚に近いんかな。
堀 : 多分発想がそういうところからきてるんちゃうかな、絵とか。この曲も絵本のイメージがあるらしくて、近々それに連動したのを作るとか。
五味 : 可愛い絵本になりそうやな。
堀 : この曲は"gingko"の次くらいに書いた感じかな。
五味 : シンセの音色って曲によってけっこう変わるっていうか色んな音色あるけど、俺はシンセサイザーのことはあんまりわからんけど、音作りとか時間かけてとか、それとも直感的に決めんの?
堀 : 直感的に…というかシンセは美里が音色もフレーズも含めて決めるから。それを客観的に聴いてって感じかな。原曲書いてんのは俺やから、それで合うか合わへんかとか伝えながら。
五味 : 難しそうやなシンセとか、音色が無限にある。
堀 : アナログシンセやしな。
五味 : ギターとかやとある程度エフェクターとかでこれはファズ、これはディストーションとかって区切りあるけど。
堀 : そこは絵とかイメージとか色とかそういう感覚に近いんちゃうかな、そういうのが見えてるときは音もすぐ決まる。
五味 : (美里ちゃんとともえちゃん)2人ともシンセサイザー
堀 : 基本的にピアノとかオルガンの、シンセサイザーっていうか元がある楽器の音がともえ。ともえは音楽の素養もあるから、楽曲を鍵盤で解析していって鳴らしてる感じ。
五味 : 装飾音っていうか、イメージを膨らませていくのが美里ちゃんて感じか。
堀 : そう。
五味 : 2人鍵盤いるからどっちがどっちの音なんかなと思っててんな。
堀 : 最初原曲俺やんねんけど、けっこう思いつきでガタガタっていうか。それをともえに聴いてもらって相談して。この感じに合ったピアノで、とか。
五味 : 理論的に。
堀 : そうそう。
五味 : ピアノ習ってたとかそういう感じ?
堀 : ピアノ習ってたんかな、あと大学の時にジャズのサークルで、勉強してたとか。
五味 : 堀はどっちかっていうと感覚の人って感じやもんな。楽典とかそういうの勉強したことあんの?
堀 : 本は3回くらい買ってるけどな。3回か5回くらいは買ってる。
五味 : だいたい何回も買ってるやつは挫折してる奴やな(笑)
堀 : 今日は進むぞ〜って言うて最初の3ページくらいで終わる(笑)
五味 : 俺もコード進行のHOW TO本みたいなやつ何回も買ってるわ。
堀 : よくわからん。
五味 : 感覚でやったほうが早いしな。でもそういうの出来る人憧れる。
堀 : 憧れるな。
五味 : でも、感覚的にやっててもそういう理論わかってる人一緒にいたら「これはおかしい、理論的に合ってない」みたいなことないの。ぶつかったり。
堀 : そこの感覚って、自分が絶対自信あるときっていうのは絶対それが正解やから。自信ない時にいわれたらそっち優先するかな。
五味 : ほう。
堀 : 1曲目”Surfin”作ってるとき、その時のギターの奴と合わせた時に「この曲の感じやと7thやから(堀が考えた)ギターやと合わない」みたいな事いわれて、そんときは初めてちょっとアレっ?ってなったな(笑)
五味 : 俺らみたいなのはそういう専門的なこといわれたら、どうしたらいいかわからん(笑)
堀 : そうそう。で、結局感覚でやりながら試しながら色々やってみてっていう。
五味 : 一個の基準でしかないからな。
堀 : そうこうしてるうちに最後の曲ですね。
五味 : "U.F.O."
堀 : "U.F.O."
五味 : 未確認飛行物体。UFO見たことあんの?
堀 : ある。アパートの三階で。
五味 : そん時の歌?
堀 : そん時の歌ではない。
五味 : ちがうんか。
堀 : びっくりしたで、すげー瞬間移動してた。
五味 : お前が見たUFOな(笑)
堀 : 未知との遭遇っていう映画あんねんけど。
五味 : その映画のこと歌ってんの?
堀 : その感じを味わいたいっていうか。
堀 : すごい平坦な映画でめっちゃ眠たいねんけど、最後UFOから何かが降りてくるっていう。
五味 : なんで映画観てない俺に結末言うねん。そんなん言われたら観る気なくすやろ。
堀 : いや、でも題名に未知との遭遇って書いてあったらだいたいわかるやろ。
五味 : まあそうやけど。
堀 : その感覚ていうか、その未知と遭遇する感覚。音楽でもそうやねんけど。
五味 : 俺はもう観られへん…(笑)
堀 : 俺の家来て一緒に観よう。
五味 : なんでやねん。
堀 : この曲は…ともえってけっこう内気な人なんやけど。友達とか作んのが苦手で。そういうともえの話とか気持ちとか聞いてて、歌詞でみんなの輪の中に入ろうっていうかそういう歌詞。
五味 : めっちゃ良い歌詞やな。でもUFO関係ないやん。UFOていうもので例えてるっていうか?
堀 : そうそう。
五味 : 良い歌詞やな。
堀 : メンバーと出会ってから、メンバーのことを知っていく過程で出来た曲とかがやっぱ多いからな。メンバーのこと歌ってたり、その関係性の中で出来ていった感じかな。
五味 : AYNIW TEPOの今の物語というか、曲作る上ではすごい健全な動機やな。
堀 : そういう感じはあるな。
五味 : 1stアルバムっぽい。
堀 : そう。
五味 : 俺ライブ録音動画の撮影手伝わせてもらって、普段のライブの時も観てて思うねんけど。上手いよな、演奏。
堀 : (笑)
五味 : 凄い再現してるっていうか、音源を。最初動画にライブ音源同期させてる編集作業見てる時に、間違ってCDの音が同期されてると思ったもん。CD出してきて聴き比べたから。
堀 : (笑)
五味 : めっちゃ練習してるもんな。
堀 : 最初の方にも音源好きっていう話したけど、ライブが音源を再現してるっていう感じになんの嫌やからな。
五味 : めっちゃ再現されてて聴き間違えたけどな。
堀 : 結果的にそうやったらええ。
五味 : そういうベクトルではプレイしてないってこと?
堀 : そう、ライブやってる時の感じがめちゃめちゃ良くないと。音源は音源。
五味 : 録音とか編集とかめっちゃ凄くて、ライブあんまりやったみたいなんあるもんな。
堀 : あるな。
五味 : このCD聴いてライブどんな感じなんかなって観に来てもらったら、納得してもらえる感じになってると思うな。
堀 : 今日は俺だけ喋りにきてるけど、俺以外のメンバー凄く良いんで。
五味 : みんないいな。
五味 : お前のMC全然あかんけどな。俺にMCダメ出しされるって相当。
堀 : (笑)
五味 : CDジャケットもこれ最高ですね。
堀 : ね。
五味 : THROAT RECORDSでも以前アナログのリリースを手伝わせてもらったZの元ドラマーでデザイナーで家具の職人でもある根本歩さんにお願いしたんですが。
堀 : うん。
五味 : 最初ジャケットどうしようっていう話になって、根本さん合いそうやなって思って俺間に入って、こういう感じでお願いしたいんですけどって、イメージとか伝えてやってもらってんけど、120点っていうか140点くらいの感じで仕上がってきて…。
堀 : 良いっていう前に、まずビックリした。
五味 : そうそう。
堀 : FLOWERSってアルバムタイトルにも雰囲気合ってるし。
五味 : これ実際ジャケット見てもらったらわかるんやけど、木を加工した…多分家具とか加工する機械使ってるんかな。これ凄いよな。
堀 : うん。無機質な感じっていうか整合性もあって、でも人の温もりも感じる。
五味 : これめちゃくちゃ手間かかってるよな多分。
堀 : うん。アルバム全体のイメージにぴったりで。
五味 : よかったな頼んで。
堀 : うん。
五味 : そんな感じでアルバムの楽曲紹介はここまでということで。大丈夫ですかね。
堀 : はい。