宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

宝塚造形芸術大学夏季特別セミナー

 宝塚造形芸術大学の新宿キャンパスで行なわれる夏季特別セミナーで、8月23日にお話させてもらいます。定員80名で入場無料(!)です。大学のウェブサイト等には告知が出ていませんが、同大学の学生も受講できるということで、すでに申込が始まっているようです。一昨日問い合わせた時にはまだ余裕があるみたいでしたので、当日お時間のある方は、どうぞ。
 以下、いただいたチラシの書き写しです。もしかすると多少誤字脱字あるかもしれません。

夏季特別セミナー「マンガ・アニメの現状と将来展望」
コーディネーター:西上晴雄


8月21日(火)
■午前セミナー
10:30〜
松本零士(漫画家・宝塚造形芸術大学教授)「基調講演:マンガ・アニメの現状と将来展望」

■午後セミナー
13:20〜
松谷孝征(手塚プロダクション)「マンガとアニメと手塚治虫
15:00〜
中野晴行(評論家)「マンガ産業論


8月22日(水)
■午前セミナー
9:30〜
森谷康弘・西野文子(講談社デジタル事業局)「デジタルコミックスの現在と将来」

■午後セミナー
13:20〜
葛西治(東映アニメーション)「アニメクリエーターの現状と課題」
15:00〜
八窪頼明(元小学館編集者)「マンガ編集者とは」


8月23日(木)
■午前セミナー
9:30〜
西上晴雄(宝塚造形芸術大学教授)「2007年サンディエゴ・コミコン報告 世界の中の日本マンガ」
11:00〜
月岡貞夫宝塚造形芸術大学教授)「コンテンツとキャラクター性」

■午後セミナー
13:20〜
宮本大人(評論家)「時代とマンガ」
15:00
小野耕世(評論家)「外国マンガと日本」


主催:宝塚造形芸術大学
〒160−0023
新宿区西新宿7−11−1
TEL:03−3367−3411
FAX:03−3367−6761
フリーダイヤル:0120−627−837
http://www.takara-univ.ac.jp/tokyo/otoiawase/otoiawase.htm

 申し込みは、上記の電話番号まで、だそうです。
 それぞれの日の午前・午後で1セットになっていて、申し込みもその単位で行なうそうです。もちろん、午後の2つ両方に必ず出ないといけないということではないそうです。
 西上晴雄氏は、あの『ジュンマンガ』で『新宝島』のトレース復刻をされた漫画家の西上ハルオ先生です。僕は以前、描き版のことについて西上先生に色々教えていただいたご縁があり、今回このセミナーの講師としてお招きいただいた次第です。
 が、しかし、みなさん、えらい大きな枠のお題がついてますね。僕にしても「時代とマンガ」ってすごいことになってますが。実際、何話すか、まだ全然考えてません(笑)。同大の学生さんも来られるということなので、なるべく間口を広く取ったお話にしようと思ってはいます。セミナーといっても基本的には講義だと思います。

大阪府立国際児童文学館での公開対談

 8月2日から大阪府立国際児童文学館で行なわれる小展示「再発見!『講談社の絵本』の漫画世界」

http://www.iiclo.or.jp/event/tenji/tenji.htm

の関連企画として、講談社で『少女クラブ』編集長として、石森章太郎赤塚不二夫水野英子松本零士ちばてつやあすなひろしらを育てられた丸山昭さんとミヤモトの公開対談が行なわれます。
 戦前・戦中の『講談社の絵本』の漫画をご覧いただきながら、戦後の講談社の漫画編集に関わられた経験から、そのスタイルの違いについて気付いた点をお話しいただいたり、ご自身の知る先輩編集者や、『講談社の絵本』に執筆していて丸山さんもご存知の漫画家にまつわる思い出など、ざっくばらんに語っていただこうという企画です。うーん、これは、贅沢な企画ですよ。
 そもそも関西で丸山さんのお話が聞ける機会というのも貴重ですし、入場料1000円で、今まで公の場でされたことのないテーマのお話がうかがえるわけですから。僕もダメもとでお願いしたら丸山さんにご快諾いただけて、ほんとにうれしく、楽しみにしています。
 こちらは定員100名で、普段は埋まることはないそうなので、当日参加でも大丈夫かとは思いますが、できれば、事前に申し込んでいただければと思います。
 対談の案内はこちら。下のほうにスクロールしてください。

http://www.iiclo.or.jp/event/special/kouzakouenkai.htm