hyla’s blog

はてなふっかーつ!

海岸に行く

 用事を済ませての帰り道、海沿いの道を田舎道を走っていた。ほどよい感じに風が吹いてて、ふと思い立って、そのまま海岸に出てみた。


 そこは、この辺としては比較的広い砂浜が広がっていて、こんな日にはのんびりと投げ釣りをする人もいるし、犬を連れて散歩している人もいる。砂浜には、海藻やらゴミやらが線になって打ち上がっていて、座り込んで眺めて見た。

 湿ったホンダワラの大きな塊をひっくり返すと、下からはトビムシ類が一気に飛び跳ねる。ハネカクシ類も右往左往しているし、小さな小さな虫?も見える。それらを適当に採ってみる。

 
 確認してみると、こんな奴らがいた。

 
 
 ハネカクシ類。ざっとみただけでも5種類はいて、この他にも2種類くらいいるような気もする。ごく狭い範囲しかみていないのに、よくもこんなにいるもんだ。

 
 それから、ケシガムシ?に、こないだも採った右のはトビイロコミズギワゴミムシ?
  

 
 こちらは、海岸性の昆虫ではないかもしれないけれど、やはりゴミムシの類。
  


 それに、こんな虫も採ってしまった。右は、ハマベゴミムシダマシのようだけれど、詳細不明。
  

 

 そして、今回初めて採って面白いかな、と思ったのはこれ。結構色が綺麗で、小さいけれどよく目立つ。多分、アリモドキの仲間だろう。けれど、図鑑で見たけれど、よく似たのが並んでいて、どれかはよくわからなかった。




 で、帰ろうとして駐車場行った時、わんこが一匹いた。

 


 首輪はしてなかったし、多分野良。ジョジョちゃんと同じくらいだけど、脚は太いしまだ子供のようだったから、大きめの中型犬になりそうだ。薄茶色のふさふさの毛は、多分ゴールデンかなんかの系統が入っているのだろう。そっとなでてみると、硬いものが耳にあって、見るとダニがついていたのでとってやった。

 多分春になったばかりの頃に、捨てられたのだろう。海岸には比較的人も来るので、そうした人のやった食べ物や、近所の残飯あさりをしているのかもしれない。やせていたし、あの年頃ならもっとはしゃぎ回ると思うのだけど、大人しくて、そこが悲しかった。


 そこにいた別の家族連れの方に行きたがっていたので、そのまま帰って来たけれど、あの子はこれからだいじょうぶかな。ちゃんと生きていけるのだろうか…。拾ってやれないだろうか。でも、ジョジョちゃんは臆病だからなあ…。


 
 と、考えながら家に帰ると、戸を開けた途端にがーがーと異音が聞こえてきて、そっと入るとうちのお嬢様は大鼾をかきながら気持ちよさそうに寝ていた。



 あの子は、今頃何をしてるんだろうね…。