hyla’s blog

はてなふっかーつ!

久しぶりに行く


 休みだったので、少し離れたところの海岸へ、久しぶりに行ってみた。ちょっとマニアックな行き方をする海岸だけに、ほとんど人が来ない海岸で、今日も下りてみれば砂の上には動物の足跡だけ。今日は、掘るものは持たずに来たので、誰もいない海岸を、ただぼーっと眺めてみた。
 海岸の端のほうまで来ると、かなり潮が引いていて、いつもは波に覆われている岩が全部露出している。ってことは、向う側に行けるということだ。 

 岩を乗り越えると、そこには小さな洞穴のあって、さらにその向こう側には小さな海岸があった。こんな潮の引いた時でなければ、誰も来れない海岸というのは、何だか楽しい。
 こういう景色を見ると、この洞穴には旧日本軍の隠した金塊があったのでは?とか考えてしまうのはNHK少年ドラマシリーズで育った人間だからかな?「いつか思い出すだろう。大人になった時に〜。あの輝く青い海が教えてくれた〜♪」とか歌いたくなるね。「つぶやき岩の秘密」の内容の方は子供過ぎて覚えていないけれど、音楽はとても好きだった。あのドラマの撮影された場所は、三浦半島らしいけれど、きっと良い海岸なんだろうね。

 

 でも、瀬戸内海だって悪くないよね。ここでは、狭いからそれほどたくさんの生きものはいないけれど、ちょこちょこといろんなものを見た。流木を持ち上げると、そこには薄赤い海岸性のワラジムシ。それに、何か見慣れないものがいたのでカメラで拡大してみれば、トビムシだった。私が行く海岸には、トビムシもたくさんいる。これはアヤトビムシとかかな?


 それから、水路から水が流れ込んでいるところでは、湿った崖にこんなものが見えた。ゴミではなく、これはクサカゲロウの幼虫だろうね。木の上ではよく見るけれど、こんな湿った崖でも活動をするんだ。

 それから、水際近くの草にはこんなものがいた。これは先だってのヒゲナガハナノミと、似たグループかな?何となく水の気配のする生きものだ。


 それに、水路から水が流れ込んだ砂の上には水たまりができていて、そんな水の中を見ると、オタマジャクシやらアメンボやらが見えた。淡水の生きものが、海岸の水たまりで生きているという光景は、何だか不思議だ。この辺も種類を調べればわかるのかな?と思うけど、アメンボとかまではさすがに把握しきれない。
 

 
 でも、もっとわからなかったのはこれ。これは海岸の砂の上にいたものだ。流木をひっくり返したらそこにいたのだけど、これって何?

 2匹いるけど、1匹がもう1匹をおいかけように繋がって行動している。それを考えると、これは雌雄で繁殖期なのか?という気もするけど、どっちかというと何かの幼体に見える。ハサミムシにしては、体のバランスが違うし…。

 いったい、これは何の仲間?