漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

当たり前の言葉

■さすが7月。暑い。そしてカズーを吹きすぎて声が嗄れた。よく考えたら、あれは吹いてるんじゃなかった。アーとかウーとか声を出すんだった。それで運転中ずっとやってりゃ声も嗄れるよ。

■アカシヤ会の例会に出られてよかった。親の会に参加するのは大事。フリースクールを利用してない家庭の声が聞けるから。そうしないと原点を忘れる、ということを俺じゃなく、一緒に行った札幌自由が丘の高村さんが言っていて悔しい。先に言われた。くそー。そう。そうなんだよ。

■講演会での奥地さん曰く、子供が学校に行かなくなると親は焦り、なんとかしようとする。しかし、それは親の不安からの行動ではないか。子供をもっとよく見て、もっとよく話をしよう。不安から専門家を渡り歩いてしまうこともあるが、頼りになるのは同じ経験をした保護者である。親の会で話をする/話を聞くことはとても大事だ。また親の会に参加することで孤立を防ぐことにもなる。そもそも「命」とはそれぞれ違うものである。違いを認めることが命を認めることになる。そして、人には休む権利がある。安心して休めることで次の動きに繋がる。

■どれも目新しい話ではない。しかし、学力だ社会性だ病気だ障害だと不安をあおる世の中には、実はこういう当たり前な言葉の方が効果あるのじゃないか。言い続けることが大事じゃないかと改めて。