Becky! Internet Mail

Ver2.08.01 -> Ver2.09

・multipart/alternativeのHTMLメールを転送する際、元のメールを添付しつつ、
  本文をテキストとして引用するようにした。
・ダイアログのフォントを MS UI Gothic に統一した。
  古いWindows95やNT4.0などで、MS UI Gothic用のパッチがあたっていない環境
  での表示については未確認ですが、MS提供のパッチやサービスパックなどで対
  応できるはずですので何卒ご了承ください。
・プラグイン専用のフィルタリングアクション、ACTION_ADDHEADERで追加された
  ヘッダも、通常のフィルタリング処理の対象と出来るようにした。
・「全般的な設定」「一覧表示」に「項目のダブルクリックでメールを表示」を
  追加。
   Becky!のデフォルトでは、HTMLメールをテキストに変換して表示するようになっ
   ているため、「プレビューでウイルスに感染」ということはありませんが、気
   分的にメールがいきなり表示されるというのが嫌な方はこのオプションをONに
   されるといいと思います。
   
・「\$」で終わる正規表現で落ちるバグを修正。
・UTF-8の文書を表示行一杯で改行するとカーソル位置がおかしくなるバグを修正。
・メールビューウインドウが最大の状態でプラグインAPIのSetSourceを実行すると落ちるバグを修正。

Sun Java Studio Creator(EA版) 試用記

ちょっとだけ試してみました。

まず、ツールの外観が今風のフラットで明るいデザイン。これはVisual Studio .NETをかなり意識していますね。起動してからの動作は、思ったよりキビキビしています。操作に対するレスポンスが良いです。昔のNetBeansJBuilderの様な、JavaアプリケーションにありがちなUIの「もっさり感」はあまり感じません。でも、処理自体は遅いです(表現するのが難しいですが、返事はいいけど手が遅い・・・という感じなんです)。マシンスペックは相当要求されそうですね。ちょっとした1画面だけのサンプルを作るだけでも、ややストレスを感じました。もちろん、まだEA(Early Access)版であるという点は割り引いて考えなければなりませんが。

JSF(Java Server Faces)は初体験でしたが、けっこう衝撃的です。まるでASP.NETと同じです!

その他、思ったこと。

  • これが関係者のもくろみ通りに普及すれば「JSFデザイナ」という職種が誕生するような気がする
  • Javaでサーバーサイドを作るビギナーへの敷居は低くなるが、原理主義者との間に対立が生まれるような気がする
  • Javaは重い」という声がまた増えてきそうな気がする
  • SXGA(1280x1024)では不足。もはやUXGA(1600x1200)が欲しくなる(これはVS.NETでも)

JSFはこれから使いやすくなっていくだろうとは思います。1発目の完成度からみて、Sunの相当な気合いを感じます。

でも、なんだろう?

靴下1足を洗うのに全自動洗濯機を使うような、この無駄使い感は・・・?

JSCのプロジェクト構成

JSCはJava Studio Creatorの略です。紛らわしい名前です。

さて、デフォルトでは「マイ ドキュメント\Creator\Projects」フォルダがプロジェクトの保存場所になるようです。最近、UNIX流にマルチユーザー環境的な「ホームディレクトリ」を意識したソフトが増えてきましたね。「\Documents and Settings\」などという、タイピングしづらいフォルダがトップなのは大いに疑問がありますが・・・。

  \Documents and Settings\{User Id}\My Documents\Creator\
   + Projects\
     + {Project Name}
       + build\
         + images\
         + WEB-INF\
           + classes\
           + lib\
       + project-data\
       + src\
         + docs\
         + src\
         + web\
           + images\
           + WEB-INF\
             + classes\
             + lib\

Webアプリケーションプロジェクトを作成すると、上記のフォルダ群が作成されました。あと、{Project Name}フォルダの直下にbuild.xmlが生成されます。ビルドにはAntが使用されるということです。
標準のbuild.xmlは、project-dataフォルダに生成される、ビルドターゲット毎のファイルを呼ぶようになっています。

これなら、Eclipseのプロジェクトファイルと共存できそうな気がします。

JSFって

JSFJava Server Facesの略です。実に紛らわしいです。JSCはツールの名前、JSFフレームワーク(ライブラリ)の名前ということです。

JSF自体は、従来からあるJSPの、タグライブラリの姿をしています。実行時は、

  1. JSFで記述したJSP
  2. JSFのタグライブラリを処理し、さらにJSPのタグを処理した上でJavaのソースファイル.javaができる。この.javaServletを継承したクラスである。
  3. .javaコンパイルJavaのクラスファイル.classができる
  4. .classファイルがアプリケーションコンテナのVM上にロードされServletとして動作

と、これだけの処理が行われるわけです。大変ですね。