湯浅譲二 作品集


《カメラータ・コンテンポラリー・アーカイヴズ》
時代はユアサに追いついたか?オーケストラ、弦楽四重奏から邦楽器作品まで
……湯浅のグラフ作曲は、通常想像するような、音響イメージを視覚化して描画するような曖昧なものではなく、グラフの段階で作品は9割9分完成している。……このような方法で音響の全体を管理することで、通常の記譜では実感しにくい音運動の様態を制御できる。普通の作曲家とは、脳内の思考過程が全く異なるのである。……とにかく一度、これらの音楽を、「ユアサの脳内」を想像して聴いてみていただきたい。そうしてみることで、湯浅譲二の「コスモロジー」に肉薄できるはずなのである。[川島素晴/ブックレットより]
「シーンズ・フロム・バショウ」〜芭蕉の句による音楽(1980)
箏歌、芭蕉五句(1978)
内触覚的宇宙 第3番 虚空(1990)
弦楽四重奏曲のためのプロジェクションII(1996)

湯浅譲二作品集

湯浅譲二作品集