2014年05月 読書記録

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2989ページ
ナイス数:162ナイス

蒼穹の昴(3) (講談社文庫)蒼穹の昴(3) (講談社文庫)感想
春児が出世してから、あまり出てこなくなったと思っていたら、最後に見せ場があり、文秀とのわだかまりが解消できたのもよかった。もっと古い時代の物語な印象だったけど、意外と最近だったのね。今更だけど。さて最終巻ではどうなるかな。
読了日:5月25日 著者:浅田次郎
サービスの天才たち (新潮新書)サービスの天才たち (新潮新書)感想
様々な業種で活躍するサービスの達人たちのエピソード集。すでに発売されてから十年以上経過している。現在の達人たちがどうしているのか、相変わらず卓越したサービスで成功し続けているのか、後日談が知りたくなった。
読了日:5月20日 著者:野地秩嘉
渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)感想
核戦争後のオーストラリアに迫る放射能の危機。じわじわと迫りくる死の予感に人々はどう立ち向かっていくのかといった感じの内容。ラストあたりでは、読んでいる方まで寂しくなってくる。もし一か月後に地球が爆発するとして、はたして心安らかに余生を過ごすことができるだろうか。本の中に子供のいる家族も出てくるが、架空の話としてもいたたまれない気持ちになる。大佐の乗る潜水艦を見送るために、命尽きる前の短い時間を使い海辺へ車を飛ばす若い女性(モイラ)の姿は、悲しさを通り越してカッコよかった。
読了日:5月14日 著者:ネヴィル・シュート
君に友だちはいらない君に友だちはいらない感想
「慣れ合う友だちではなく、共に試練を乗り越える仲間を作ろう!」という本だった。成功するためのチーム作りと必要性について、表紙の7人の侍など、過去の事例を引きながら解説してくれる。仕事と全く関係ないところの繋がりと多様性は大切という部分は同感。
読了日:5月11日 著者:瀧本哲史
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
タイトルのアッコちゃんはかっこよくて、仕事もできて顔も広く、経験豊富なうえに美人と隙がない女性。付き合っている彼に振られ元気のなかった美智子が、パワフルなアッコちゃんに振り回されながらも、幸せになっていくお話が前半2話。後半の2話はアッコちゃん絡みはチラ見せ程度で別の話だった。が、以外にもアッコちゃんが出てこない第4話、ふにふに鼻歌を歌う明るい子が主役の「ゆとりのビアガーデン」が一番面白かった。
読了日:5月11日 著者:柚木麻子
([か]8−1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)([か]8−1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)感想
子供のころ、所謂「出会ってしまう」タイプだったらしく、軒下にいたり、どこからか迷い込んでくるネコを飼っていたのを思い出した。獣医学部で勉強しながら、延々と里親探しとは好きなだけでは到底続けていけなさそうだ。部を運営する上で、いろいろ問題もあるようだけど、続けていってほしいなあ。最後の馳氏の解説も、生き物を飼う覚悟が伝わってよかった。
読了日:5月7日 著者:片野ゆか
新装版 レモンをお金にかえる法新装版 レモンをお金にかえる法感想
子供向けに経済を教える絵本なので、すぐ読み終わります。これ以上ないくらい端的に説明されています。絵もかわいらしくて、何をしようとしているか一目でわかります。難しいことを、わかりやすく説明できるのはいいですね。
読了日:5月5日 著者:ルイズ・アームストロング
蒼穹の昴(2) (講談社文庫)蒼穹の昴(2) (講談社文庫)感想
西太后はもっと冷酷のイメージのキャラかと思っていたので意外だった。いじめようとしている上司に目をつけられながらも、春児が出世していくさまは痛快ですな。玲玲は文秀とは結ばれないのか・・3巻に進みます。
読了日:5月5日 著者:浅田次郎
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)蒼穹の昴(1) (講談社文庫)感想
物語に入り込むのに多少時間がかかったのと、中国式の名前に苦労した以外は、サクッと最後まで読めました。広大な中国を舞台に、文秀と春児を中心として物語は進みます。文秀は現代でも世渡り上手そうなイメージ。春児は浄身しないでほしかったな。二巻へ進みます。
読了日:5月2日 著者:浅田次郎
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)感想
普段から西側の国々に慣れ親しんでいる者にとっては、ロシア(かつてのソビエト)やらチェコスロバキアルーマニアなどに関する情報は、表面的にしかわからない。地理的にアメリカより近くても、遠い国のイメージ。そこに暮らす子供たちは、日本よりはるかに多くの人種と肩を並べて暮らしていることを知った。最初から最後まで一気に読んでしまった。日本との考え方の違い(身体的な特徴を揶揄する云々)には、考えさせられた。東欧(中欧)に対する見方が、自分の中で変わった気がした。
読了日:5月1日 著者:米原万里

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