一目ぼれ

朝。いつものように学校へ向かう。自転車をコギコギしつつSUM41なんかを聞き、ちょっと手でリズムとったりしながら途中でコンビニに寄った。そこのコンビニには、ボクお気に入りの「表面しっとり、中にはクリームがいっぱい!そして噛むと、その二つの触感が見事にマッチ!うまい」と言いたくなるパンがある。なので、だいたいそのコンビニに寄る。
SUM41のロック風貌とは完璧に逆ベクトルの位置にいる男はコンビニの前に仁王立ち。いざコンビニ!入店を試みる。しかし、いつものように自動ドアの開きが悪い。女性の心のように、ボクに対して心のドアを開けてくれない。なんとか開いても、今度は開くスピードが遅くて肩が突っ掛かった。「てめぇ!どこに目つけてんだ?」自動ドアに言うと、無言で上を指差した。あっ、センサーが目なのね。
入店して、ボクはすぐに右方向へ進路をとる。北北西に進路をとれ(実際は南東である)。だが、いつもの雑誌コーナーには先客が多数。どうするオレ……そうだ!やつらの後ろに陳列してある化粧品を手にとって「そんなになりたきゃ、小池栄子にでもなってろぉー」と化粧惑星でボコリ。したかったけど、あんなにエロ本を堂々と読めるやつに敵うわけなんかわけなんかないので諦める。
次にボクはじゃがりこを買う。これは、自分が好きだからというのもあるが、なんと言っても友達の有効度が上げれるのが魅力!「じゃがりこ食べる?」「ありがとう」これでパワプロだったら一気に「一緒に野球できて嬉しい」までランクアップのはずなんです!なのでじゃがりこをキープ。
じゃがりこだけを手にしていると、ただのお菓子ヤロウなので飲料水売り場へ向かう。今日はお弁当を食べる予定なので、手堅くお茶をキープ。そのとき微発泡サプリが陳列されなくなってることに気づいた。サプリって名前に入れればいいもんじゃねぇ!っつうに。
じゃがりことお茶をキープし、このコンビニのメインディッシュ!言ってしまえば看板娘のパンに会いに行く。飲料水売り場から今度は左に方向転換。すると、「あれ?比喩表現で言ったはずの看板娘がそこにいるぞ。」そこには目が悪いボクにでもわかるくらいのナイスボディー(この場合。ボクの好みのボディー背が低くてやや胸アリです)の女性が。
こりゃ、AVでお馴染みの「テレビの中から、さっきまでオカズにしてたあの子が現実世界に!」状態です。ボクはまるでジンジャーに乗ったように、天井からワイヤーで吊るされているようにスーと彼女の方へと向かいます。もちろん名目上は「表面しっとり、中は……」でおなじみのパンをキープするためです。しかし実際は、彼女の顔を凝視して、脳みそにキープするのが目的です。
気分はコンサート中のジャニーズです(ワイヤーで空中浮遊)。ボクはどんどん彼女に近づきます。ついに彼女を凝視できる位置まできたボクは、とりあえずパンを適当に探すフリをします。そして「ないなぁー」という感じで顔を上げて……ロックオン!ロックオン!彼女の顔をロックオン!隊長どうします?ミサイル発射しますか?いやまだだ、ヤツが攻撃してから撃つのだ。しかしそれでは手遅れになるのでは?上官の命令が聞けんのか!お前は特攻部隊に配属じゃー!ヒィー。
めっちゃかわいいと。さらに、制服がいかにも私立!って感じでかわいい。もう細木数子も文句のつけようがないくらいかわいい。とか思ってたら、彼女もおれのロックオンに気づいたみたいでこっちを見る。ででーん、互いにロックオンっ!!ドッキーン!東京沈没ー。もう、この時点でボクという列島は沈没してますよ。彼女という大波によってね。
んでボクは思ったね「アイドルになりなさい」って、すぐそっちに行っちゃう。特に声を交わすわけでもなく、彼女はパンを片手に去っていきましたが、去り際に。ボクに、笑顔という爆弾を落としていきましたよ……隊長!攻撃されました、攻撃されました!よし、反撃に移れー!!しかし隊長。我が師団は先ほどの爆弾で全滅です。なにぃー!?最後にオチという爆弾も忘れずに落としておきました。
と、恥ずかしいことを普通に書けない男の遠回り白書でございました。いやぁー。マジでかわいかったなぁ。なんで3年間で1回しか会えなかったんだろう?

出会い系大発見!

  • もしや?な女性からのメールは最初の受信から20分前後に「私が気に入りませんでしたか?」みたいなメールがまた来る。
  • 出会い系にいる女性の文章力はスゴイ!
  • たいしたポロフィールも書いてないのに、メールをくれる女性たちはオレにベタ惚れ。
  • もしや?な女性は無理してメールを長引かせようとする。
  • 写メの写りがとてつもなくプロっぽいのはもしや?な女性説。
  • もしや?な女性は、18歳という年齢に敏感で「高校生?」と聞いてくるので「そうです」と返信すると会員を一方的に抹消される。
  • 結論として70パーセントはウソ。

追記:あと、儲かると思う。