- 作者: かわかみじゅんこ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/11/30
- メディア: 単行本
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タイトルに「長女」と入っていますが、上にお兄さん、下に妹さんがいるとのことで、前書きにもあるように長女的なエピソードが多いというわけではないと思います。昭和に子ども時代を過ごした人には特に楽しく読めるんではないでしょうか。私は大変楽しかったです。
子ども時代の視線の低さ、植物との近さ、細かいこだわりと、大人から見るとひやひやするような大雑把さなどなど「あったあった」と「何で子どもってそんなことするんだろうな」が入り混じる中、今まで思い出すこと少なかったことをあれこれ思い出せたのがとても面白かった。
特に「あったあった」だったのが、子どもの頃よく読んでいた本として、赤毛のアンの料理本のはなしがでてきたこと。私が読んでいたのと同じかはわかりませんが、私も小学生の頃、赤毛のアンの料理本読んで、無謀にも難易度の高いお菓子にチャレンジしては失敗していたものです…。人参ケーキも作ったなあ。
あと、子どもの頃の靴下のゴムが伸びきってる感じとか、これはお話じゃなくてさりげなく書き込まれてるだけのとこなんですが、あったあった…ってなりました。などと挙げているときりがないのですが、
おすすめです…!
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余談ですが、ちょうどいま岸本佐知子さんの「なんらかの事情」をちびちびと読みすすめていて(すごい面白いのでゆっくり読んでる)、この「長女だからって」と重なるとこも多いように思いました。こちらもおすすめです。