やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

大腸内視鏡検査

6時10分起床。雨。いつも通り筋トレして、朝食を抜いて小学校へ。ボランティアで朝の絵本の読み聞かせをする。今日は落語の『たがや』を読んだ。そのあとは歩いて小学校から10分ほどの距離にある総合病院に向かう。
なぜ朝食を抜いたかと言うと、今日は大腸内視鏡検査》という字面だけで気が滅入る検査を受けることになっていたからだ。
年末の人間ドックで要精密検査となった項目があり、この検査を受けるように指示があったのだが、なんか嫌だから、という理由で半年近く先延ばししていた。しかし自分も大人だし、親として責任のある立場なので、覚悟を決めて受けることにしたのである。
昨日は一日三食とも検査食というお粥やスープのようなものしか食べられず、そして夜19時から絶食の状態でフラフラと病院の受付へ。一日入院となるので病室へ案内され、信じられない量の下剤(2リットル)を「これを1時間半くらいで飲み切ってください」と渡される。
で、あまり詳しく書きたくないのでここから早足になるが、午前中はトイレと病室を行ったり来たりして大腸の中に何もない状態にし(何もない状態か確かめるために看護師さんがトイレまで確認に来てくれるありがたいサービス付き)、それが済んだら午後から検査に向けて点滴を打ち始める。そして1時間ほど経ってから検査室へ。
ここで麻酔が入るので急激に頭がぼんやりしていくのだが、看護師さんが「今日はいつもはいない一番上手な先生がいるからあなたは運がいい」というようなことを言っていて、本当なら女の先生が担当すると聞いていたのが、なんだかその一番上手な先生(男)に検査してもらうことになってしまった。検査室の照明が落とされ、薄暗い中、半分寝たまま先生の指示に従って横向きになったり仰向けになったりしてお腹の中を管が通っていく感覚を味わい、「ポリープも潰瘍もなく完全に異常なしでした」と言われて検査が終わる。さすが一番上手な先生だけあって、痛みは全くなかった。
その後、病室のベッドに移されて麻酔が冷めるまで寝たあと、支払いをして帰ろうとすると傘が盗まれていた。雨の中、300メートルほど離れたホームセンターまで走って傘を買いに行き、とぼとぼ歩いて帰る。帰宅したのは17時過ぎだった(子供には鍵を持たせてテーブルの上におやつを準備しておいた)。
夕食は昨日のうちに作っておいたハヤシライスを食べる。久しぶりのちゃんとした食事だ。風呂に入って日記を書いて子供を寝せたあとは、病院でもらった注意書に「検査後の飲酒は控えてください」とあったのを無視してビールを飲みながら録画の『探偵ナイトスクープ』を観て1時就寝。