「資本主義と自由」を読んだ

ミルトン・フリードマン の「資本主義と自由」を読みました。

大学から借りてきた本だけど、これだけの内容なら買ってもよかったなと思った。


なによりいいのは、読みやすさ。
タイトルからすると、「ゲエッ!!?」と思う内容を想像しがちだけれども、
すらすらと読み込める。
僕は経済関係の知識をほとんど持ち合わせていないけれどそれどもすらすら。
理由はいくつかあると思うが、1つは扱っているテーマがすごく身近であること、
もう1つは解説にも書いてあるけれどとにかく論理的。
あとは、歴史のある本ながら今の日本で問題になっている論点がたくさんあるのもよい。


個人的には所得の分配(格差の問題とか)と教育における政府の役割の章が
興味深かった。
格差のお話はどうしても時代的なものなのか、
社会主義との比較で語られがちなのでこの本以外でも勉強は必要かなと思う。
こういった極端な自由主義で説得力を持たせる本を読むと、
そっちがいいのかなぁと思ってしまう…。
批判的に読まないといけないはずなのだが。


ふー、面白い本です。買いなおそうかなぁ。