Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

愛するということ4

愛するということ

愛するということ

[読書]愛するということ
著者 エーリッヒフロム
解説 鈴木晶


メモ4
■資本主義社会と愛
人々は本当の愛を見失った
愛は商品化されたようにも思われる
愛を誤解するのは個人の問題だけでなく社会の問題である
相手をパラメタ化して損得を考える
資本主義社会に慣れたものは楽しいことを求める
ロボット化した人間は愛を商品として見てしまう
楽しいとは手に入れ消費すること
それでは本当の愛を見失う
人は孤独では生きられないようにできている


■自由と孤独
自由と孤独は表裏一体となっている
ひとが愛をなくせば社会は崩壊する
愛することができるようになるには
規律、集中、忍耐が必要だ
技術を習得しないと愛することはできない
練習するためには自己学習が必要
それは自分自身が傷つきながら学んで行くものだ
愛することが出来るようになりたいと思うことが第一歩


◼︎愛と信念
愛するためには信念が重要である
他の人の意見に左右されない信念
自分の愛は信頼に値するものであり
他人の中に愛を生むことができると信じることである
相手の心に愛が生まれるだろうという希望に身を委ねる勇気も必要だ
愛は傷つくことと表裏一体とも言える
ただ努力の先に本当の愛がある
愛は与えられるものではなく与えるもの
愛を学ぶには実践して傷ついて学ぶしかないのである...


■愛の定義
愛は絶え間ない挑戦である
愛は安らぎの場ではなく、活動であり成長であり
共同作業である二人の人間がそれぞれの存在の本質において
自分自身を経験し自分自身から逃避するのではなく
自分自身と一体化しつつも相手とも一体化するということである
愛があるということを証明するものはただ一つ
すなわち...
「二人の結びつきの深さそれぞれの生命力の強さである
それが実ったところにのみ愛が認められる」