京はをかし

この連休に妹の挙式参列のために京都に行ってきました。

私自身が京都で生活したことはないのですが、いろんな縁があって好きな町です。というのも訪問するたびにいろんな発見を与えてくれるからです。今回いちばん感じたのは言葉の力。神式の挙式で進行役を務めた巫女さんの京言葉。ひとことひとことに妙な説得力がありました。決して彼女は喋りのプロではないはずですが、歴史と重みと説得力を与える言葉の力には感服しました。みなさんもそういう経験ありませんか?逆の例ではいえば、教会挙式でたどたどしい日本語で説教する宣教師。なにか滑稽で説得力がない。これは宣教師の力量を超えたところで言葉の力(この場合はマイナスに作用)の効用ですよね。伝えたいことは、それにふさわしい言葉を使うことでメッセージを増幅できるということを学びました。

さて、京都観光のよもやま話。思いっきり紅葉シーズンのど真ん中で、さすがにこの時期に選んで行ったことはなかったので、あえて嵐山、清水寺と足を運びました。上の清水寺の写真でおわかりいただけるかと思いますが、人出は凄かったです。それでもなお美しいですね、京都の紅葉。

それから、奈良漬け嫌いの私が、唯一好んで食す奈良漬けを提供している田中長にも行くことができました。お店のたたずまいといい、店内の職人さんといい、まずいものを出すはずがないという雰囲気を十二分に醸し出しながら、決して出しゃばっていないこの感じ。この良さをWeb上で表現することができたら最高だと思います。