紳士の狩り

 男の子ですもの、夢はあります。(不惑ですが)

 そんな 「いつかは・・!」 の一つが世界3大ハンティングの一つ、潮干狩り。これです。
 ひょんなことから、念願のそいつを体験できる機会(子供会の日帰りバス旅行)が転がり込んできました。これは一口乗らない手はありません。


 自分で「潮干狩りの何にそんなに惹かれるのか」を考えてみましたが、やはりその偶然性というか、ギャンブル性でしょうか。

 どれだけ、どんな物が獲れるかどうか分からない大自然との行き詰まる攻防! くじ引きやガチャガチャのようなワクワクがそこにはあるのです。

 それは千葉ネズミーランドの野郎とは大違いです。予定調和な出来レース、これほど私を心躍らせないものは有りません。

 あんなヤラセの猿芝居に大枚を払うやつの気が知れません。男はだまってハンティング。これですよ。子供達にも、自然の素晴らしさと厳しさを教えることもできますし。生きた教材ってやつです。


 さて、そんな潮干狩りですが、結果から言うと大満足!でした。

 あまりに豊穣な兵庫県南西部の海の幸に乾杯です。


 当日はバスを2時間ほど西に走らせ、降りたらすぐ目の前が海!でした。 砂浜すらなく、道路脇からすぐ海が始まっています。
 ところが、この海がすごく遠浅なので、水が引くと広大な干潟が現れるという塩梅です。 
 ちょうど干潮もピークにさしかかる時間。 (わざわざ)用意した熊手が火をふくぜ・・・!
 
 道路からおりましたが、水もすごく暖かい! 子供も大喜びではしゃいでいるなか、さっそくアサリを探索・・するまでもなく、アサリみたいな物が・・・落ちてる?
 拾い上げてしげしげと見てみたが、やはりアサリっぽい。 (アサリって砂に埋まって・・無いの?) 見回すと、ぽつぽつと落ちています。ふふふ、間抜けなやつめ! 子供も大喜びです! 

 あ、でもこりゃ早くしないと他の人に取られてしまう! 大急ぎで拾い集めます。 どうも、アサリは干潟でも沖の方にはあまりおらず、道路からごく近い(石を投げても届くぐらいの・・)距離にしか生息しないみたいです。 
 で、小一時間もしたら、子供会の面々で拾い尽くしてしまいました。熊手の出番全くなし。
 (ちなみにその後、時間がえらくあまったので、数時間ずーっと掘ってたいたところ、2,3個アサリが埋まっているのに出会えました! なんと1時間に1個以下。はぐれメタルよりレアかおまえは。スーパーで売ってるくせに。)


 県西ばんざい! 大人1500円、子供1000円の価値有りと見ました!