朝青龍に勝つには

昨日朝青龍琴欧州に敗れた。朝青龍の強さの根幹はスピード。立った瞬間に相手不十分の態勢に持ち込む。その時の自分の態勢は相手により千変万化。相手の得意を徹底的に封じ、相撲を取れない態勢にしてしまう。相手が左四つ得意なら左は挿させず右は跳ね上げてしまう。突っ張り得意なら、自分が先に飛び込んで相手が腕を伸ばす余地を与えない。当りの強い相手には自分が先に低く突っ込んで相手の出足を止めてしまう。
兎に角立ち合いの技の出し合いでは朝青龍のスピードと上手さに勝てる者はいない。その朝青龍に勝つには小手先の技の出し合いでは駄目。立ち合いの当りで朝青龍の態勢を崩すか、立った瞬間にまわしを掴んで動きを止めるしかない。琴欧州は後者だった。長い腕を活かした立ち合いだった。捉まえられたら先年琴の若の上手投げで裏返しにされたように、朝青龍と言えども万全ではない。と言うより、五分に組み止められることが朝青龍の最大の弱点かも知れない。朝青龍の得意は自分十分、相手不十分の態勢に持ち込むことで、両者十分では朝青龍は必ずしも勝てない。両者十分の態勢に持ち込むには、立ち合いにあれこれ考えず当り勝つか、立った瞬間にまわしを取るか、どちらか一点集中で行くしかない。

『第二回四国・埋蔵文化財センター巡回展』写真(その1)

土佐林口遺跡から出土した「蝙蝠扇」

この扇は、扇骨6枚と要が遺存しており、「格狭間(こうざま)」の透かし彫りが施された皆彫骨の扇であり、扇骨の片面に紙を貼って使用したそうだ。檜扇とともに若い公家や武士層にも愛用されたと考えられていると言う。(掲載した写真は、いずれもクリックすれば拡大写真が表示される。)
 出土した蝙蝠扇(アクリル樹脂製容器に入っている)
 解説文「蝙蝠扇と源平盛衰」
 解説文「蝙蝠扇」
 蝙蝠扇の写真【(財)高知県埋蔵文化財センター提供】