虫といったな この人を 虫けらといったな!!

漫画『HELLSING』七巻で婦警ことセラス・ヴィクトリアが吸血鬼として覚醒するシーンが大好きで、ベルナドット隊長の最期の言葉から吸血鬼化直後のセラスのモノローグまですべて暗誦できる、どころか何も見ないままテキスト入力して再現できるレベル。もちろんギースの兵隊さんふたりも忘れてませんよ。ニット帽かぶってる方の人、体型的に親近感を感じるので好き(『くッ くそ… くそうッ』『またかッ またか畜生!!(※二度目の「またか」に傍点)』の人)。それもどうでもいい。

で、この辺の台詞は英語だとどんな風になるのかな? と思い、YouTubeで英語字幕つきのOVAを見た。これ有志作成なんだろうなあ。情熱と技術がすげえ。リンク張ろうかと思ったけど消されてもアレだしやめておこう。

印象的だったのは激昂したセラスが叫ぶ「許さない 許さない 許さない!!」。
字幕の方ではこうなってた。
"You'll pay. You'll fucking pay. You'll fucking pay! You will fucking pay!"

セラスって四文字言葉を連発するようなキャラだろうか… という点ではちょっと引っかかるものがないではないにせよ(あの娘、もともとの育ちはそれなりに良さそうだし)、日本人的には一見するとゾーリン主体でセラスの意志があまり見えないような文章でありながら、実際は「ただではおかない/目にもの見せてくれる」という激烈な感情を爆発させてるうまい言い回しだなあ、と。原典のほうでは感嘆符で勢いをつけていたのに対し、fuckingを付け足す小技が入ってるのもいい。なんか好きだ。という特にオチのない話。



追記@2013/01/08
再現できるレベル(キリッとか言っておきながらタイトルの語順で思いっきり間違えていたという罠。どうでもいいけどはずかしい。