● 砂漠で行き倒れの男を助ける。「戦車の本」をもらう。
● 世界中の本を集めている「本の国」。批評家が選別した子供だましと実用書しか読めない。
● 読書厚生省の城。実は隔離病棟。
● 出版の会。レジスタンス。目的は城にとらえられた同志を解放すること。
● 城にいた作家が書いた「世界のすべてを書き記した本」。「戦車の本」は作家の作品。
● 虚構と現実の区別。本の登場人物になりきる。「虚構と現実という区別」こそ、人間が作りだした虚構。
● 世界が滅んで、生き残ったキノという少女が仮想現実の中で生きていく。
● 人生という物語の、主人公や端役になって振り回されることを避けるには、作家になるしかない。作家なんて、まともな人間がなるものじゃない。
● 「偶然に頼りすぎ。」キノが鍵を手にしたのも「手違い」という偶然だが、キノの旅作者自虐ネタか。
● レジスタンスが病気として捕えられたら、隔離病棟に送られ、批評家になる。
● 批評家とは、うんちくをたれるだけの輩。採点して悦に入ってる連中。作品をけなして偉くなった気でいる者たち。作画の採点が感想になっているキャプサイト。人の楽しみに水を差す亡者ども。
● 作家は、病棟の患者だった。世界のすべては、自分が書いたと思い込んでいる人だった。これが「世界のすべてを書き記した本」ということかな。
● 鍵を受け取ったりしたのは、読書厚生大臣が、物語的な方法で作家を連れ戻そうと仕組んだ罠だった。つまり読書厚生大臣の書いた物語。読書厚生大臣も偏執的本の亡者。自分が書いたシナリオが原因で自分の本も焼けてしまう。
● 結局白紙の原稿だった「世界のすべてを書き記した本」。
● そして、行き倒れの男の話にもってきて、ループして後を引いてしまう。…。複雑すぎて、まだ、よく話、わからないよー!まだ、自分の中でまとまっていない第3話の再来か!?