住民投票の投票率が低かったら議員は総辞職しろと言いたい−串木野市と日置郡市来町の合併問題むしかえし

http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20041124#p1 及び
http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20041112#p2 の続編
串木野市でふたたび市来町との合併の是非を問う住民投票条例案が議員提案されているという。

実は,同市では約1年前の2003年11月30日に合併に関する住民投票を一度実施している。
http://373news.com/2000picup_bak/2003/12/picup_20031201_3.htm
結果は,市来町との合併協議会設置の「賛成」が63%を占め,大きく「反対」を引き離したものであった。
その後,住民投票を受けて12月18日に串木野・市来合併協議会の設置
http://www.kushikino-ichiki.kagosima.jp/
16回の協議を重ね,合併協定項目の審議を行い,両市町の関係者の取り組みのもと,約1週間前の本年12月1日に合併調印式が行われたところである。
そして,この12月の定例市議会では,合併関連議案が提出され,議事を待つこととなっている。
ところが,ことここにいたり,市議会議員の東克巳,吉見信行等は市議会における議事を放棄し,1年前に引き続き住民投票を行うという。
なんと,吉見によると「昨年の住民投票は合併の可否についてではなかった。念には念を入れて意思を確認すべきだ」とのことである。もうアホかバカかと。
ところが,この議員提案。結局,市議会の合併問題調査特別委員会では修正の上,全員一致で可決。12月15日にも開催される本議会で可決の見込みであるという。

串木野市には,とことん市来町との合併を嫌がる市民がたくさんいるようである。いくらなんでも1年後に同じ枠組みで住民投票なんて税金の無駄遣い,議員の職務放棄という一部議員の馬鹿げた発想である。

いずれにせよ,串木野市議会は市民への説明責任を果たすとともに,パートナーの市来町への説明責任を果たすことが求められるだろう。住民投票投票率が50%に満たなかったら,または,住民投票で前回同様市来町との合併という民意が示されたなら,この無駄遣い,職務放棄の責任をとり,賛成議員は総辞職してほしい。

と思わず激高。まあ,お手並み拝見ですね。
串木野市の掲示

市のWebページの中に掲示板がある。
http://www.city.kushikino.kagoshima.jp/bbs/default.asp
なかなか悲惨な状況になっています。ほんとにもめ事の多いとこですね。

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沖縄の主権は誰に

「主権者とは例外事態の際,決定を下す者である」とドイツの政治学カール・シュミットが言ったという。
沖縄国際大学へのヘリコプターの墜落のような事件で,警察も日本国政府も何もできないことがわかった。大学を現場を制圧したのはアメリカ軍であった。
沖縄の,もしかしたら日本の主権者は米軍なのか。(知花昌一さんの「米軍ヘリ墜落で見えてきたもの」より)