設定:MS「ムラマサ」

MS「ムラマサ」
  
型式番号:MVF-M01C
全高:17.82m(MS時)
重量:48.93t
武装:72式改高エネルギービーム砲
   74式ミラージュコロイド搭載型空対空ミサイル「ゲンム」×4
   72式改ビームライフルイカズチ」
   実体剣「レンゲ」×2
   打突・投擲剣「トンボギリ」(ビームシールドに固定)
   対ビームシールド
   ミラージュコロイド
  
  
MVF-M11C ムラサメの改良型MS。全体的に黒のカラーリング。
戦闘機型MA形態と半人半空型MA(戦闘機型に手脚がついた状態)形態への可変機構が可能。
半人半空型MA時に無音ホバリング移動が可能なことが最大の特徴。
これにより、地上でのミラージュコロイドの制限が激減。より高度な戦略が可能になった。
さらに赤外線吸着剤の開発に成功。赤外線による探知の確率も減らしている。
  
ただし、エンジンに消音機を取り付けたことから、重量が増し移動速度が低下。
その為装甲の強度や武器の性能よりも軽量化を重視している為、一度でも被弾すると大破する可能性が高い。
(軽量化の際、ムラサメに搭載されていた自動近接防御火器を取り外し、なおかつビーム砲も軽量化された模様)
  
なお、ミラージュコロイド使用時に砲撃を行うと火線で場所が特定されるという問題点があったが、ミサイルそのものにミラージュコロイドを搭載することにより、攻撃そのものを隠すという手段をもって解決した。
(同じような理由で、熱源による場所特定を回避するため、サーベルもビームサーベルではなく実体剣を使用している)
ただし、ミサイルの磁場形成可能時間が10秒ほどの為、遠距離からの攻撃には向いていない。
また、製造コストが高く量産には向いておらず、6機(2個小隊)しか製造されていない。しかし仮に量産できたとしても、ミラージュコロイドにより仲間が何処にいるのかさえ分らない為、同士討ちの危険性さえある。
ミラージュコロイドデテクターは精度が低い為、正確な場所を特定できない)
だが、隠密部隊専用としては非常に有効な機体である。
  
戦闘機型形態におけるムラサメとの大きな違いは、打突・投擲剣「トンボギリ」がついていることである。ムラサメ同様、機首としての役割を果たしているシールドの先端につけられている実体剣が「トンボギリ」である。「レンゲ」と共に現存の実体剣ではかなりの強度と切れ味を誇るこの剣は、半人半空型でも使用できるが、戦闘機型で高速による追突が最も威力を増す、いわば特攻用の剣であり、死をもいとわない行動が美徳と考えられているオーブ独自の価値観が現れている。
  
ムラマサの開発は11ヶ月戦争終結前から進められていたが、ユニウス条約によるミラージュコロイド技術の軍事利用禁止により、一時中断。技術を利用してより量産に向いているムラサメを開発する。その後、地球連合・プラント双方による違反により、ユニウス条約は事実上破棄される。それを知ったオーブは直ちにムラマサの開発を極秘に再開。オーブ・プラント間の停戦条約終結までに完成させている。