ツイキャス始めてみます

自分を多くの人に売り込むために、不定期開催でツイキャスをやってみようと思います。

当面のテーマですが「数式をなるべくつかわない数学談義」っていうのにしようと思います。

昨今ブームなデータドリブンマーケティングやデータサイエンス関連のことがらを理解しようとすると数学の話がたくさん出てきますが、僕はそこでの「数式を使わなくても伝えられる話」というのが結構あると思っていて、そういうものを視聴者のみんなと共有したいです。

僕より詳しい人が視聴してくれて、コメントをいただきながら番組の中で僕が学んでいくとか、そういうのがいっぱい出来るようになると面白いと思います。そういう詳しい人が出てきたら、ゲストに呼んで一緒に番組を作るというのもやりたいです。

それから、僕はこれから流行るのはシミュレーション技術だと思ってます。僕は昔からの夢があって、それはスパコンで新薬のための化合物スクリーニングをしたり、センサーを使ったロボット農法のモデリングをしたり、ナノテクノロジーで新材料を作るための実験をコンピュータ上のシミュレーションでやったり、人工光合成とか超小型大容量電池の新しいメカニズムを発見したり。そういうことって実は既にもう出来るようになってきているし、アマゾンのハイパフォーマンスコンピューティングインスタンスを使えば2,3000円でちょっとしたことは出来そうな気がします。そしてガチでやれば、そこには大きな未開拓市場が広がっていると思います。

ツイキャスを通して、そういうことを一緒にやってくれる仲間を集めたいっていうのもあります。

早ければ今晩やります。(録画して公開出来るみたいなので、ライブ視聴者がゼロでもやります)

告知は後ほど。少々お待ちください。

キャリアにおける「虫の目」と「鳥の目」

トラックバック&感想。
http://hsetoguchi.hatenablog.com/entry/2014/02/01/151736

この人のキャリアや自分たちの考え方についてオフィス仲間とちょっと語り合った。

僕も大企業辞めた組なので、この方のように「最上流だけをやらされる不安」という(ちょっと意識を高くすると出てくる)気持ちには凄い共感する。それへのリアクションは人それぞれだが、「もっと手を動かしてモノを作るところへ行く」という判断はかなりアリだと思う。

この方はDeNAを短期間でやめてしまったようだけど、スキルが無いから戦力にならず成果を出せないからやめるってとこが引っかかった。できたてほやほやのベンチャーならまだしも、DeNAは大企業なので育てる余力がいっぱいあるのだ。

前職での仕事と必要なスキルセットが違うのだから、即戦力にならないのはある意味当然で、採用する方も開発エンジニアとしては数年は戦力にならないかもしれないと覚悟してたと思う。むしろ会社側は2、3年はこの方のスキル習得に投資するつもりでいて、一通り身に付けた暁には研究も開発も両方出来てイノベーティブなプロダクトやサービスをトータルプロデュースできるような人材として大活躍してもらうことで投資回収を図る、くらいの長期スパンで見ていたと思う。

でも、この方の気持ちもすごい分かる。スキルセットが異なる職業へ転職した直後というのは、タダ飯を食ってるという負い目をどうしても感じてしまうことはあると思う。

話しをしたオフィスメイトはそれを「虫の目」と言っていた。そう、それは「虫の目」なんだよ。会社の視点では「凄い人材を育てたい」と思って雇ったのだっていう、そういう視点は「鳥の目」を持ってないとなかなか分からない。でも僕も、そういう鳥の目を意識できるようになったのは自分が起業した後になってからじゃないかとも思う。ちょっと上から目線で恐縮だけど、共感していただける話かと思う。

そしてこの、鳥の目を持っているか否かというのは、人生の選択の上で大きな差をもたらすと思う。若いうちに鳥の目を持っていればいるほど、後悔のない選択が可能になると思う。

そしてこれは本当に恐ろしいことだと思うけど、とくに日本の転職市場というのは「虫の目で真剣」に生きるということが許されない。逆に、鳥の目を持っていればそんなに深刻にならなくても社会の恩恵に浴することが出来てしまうということも多い。

僕の知人でもスキルはそんなに無いけど経歴が良い人っていて、ときどき僕にアドバイスを求めてきて(おいおいそんなことも出来ないのかよ)って思っちゃうような人っている。そしてそういう知人に共通していることは、みんなおしなべて「鳥の目」を持っているということだ。

といったことを最近凄く思っていたので、上記の記事をみてオフィス仲間とも話し合ったりして、ちょうどいいきっかけになったので書いてみました。