キモい! ……だがそれがいい
キャズムの向こう側(一般から見て)を突っ走ってる諸氏の間で最近、注目度が赤丸急上昇中の Scala。私もただいま勉強中です。↓この本が出たから俺も勉強はじめたぜ!って方も多いかと。
Scalaスケーラブルプログラミング[コンセプト&コーディング] (Programming in Scala)
- 作者: Martin Odersky,Lex Spoon、Bill Venners,羽生田栄一,長尾高弘
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2009/08/21
- メディア: 単行本
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まだまだ Scala について語れるほどには至っていないのですが、ファーストインプレッションとしては Scala は「キモい」です。
でも、それがいい。
この感覚は Python ではインデントがブロックの意味を持つと知ったときに感じた「キモい」という感覚に似ています。もろ主観の世界ですが。
臭豆腐やくさやが「臭いけど美味い」みたいな感じですかね。苦味こそが旨味みたいな山菜もありますね。そういった、この美味さはわかる人にしかわからない。みたいな。それが「キモいけどいい」って感じです。
逆に Dis りみたいになっちゃいますが PHP のキモさは、スイカに塩かけて食うようなもの。上で言ってるキモさとは異質なんです。
私の地元はスイカの名産地でその味は日本一を自負しているのですが、地元民は塩なんてかけない。でも、うちの地元のスイカの美味いとこをくったことがないスイカに塩かける人は、塩をかけると甘味が引き立つとか熱弁するんですね。だったら、他のフルーツにも塩をかけるのかと。スイカをプレーン(?)で食べる我々には言わせてみれば「そりゃあ、美味いのくったことないだけだろ」って話。
スイカに限らず、地元民ならあたりまえに食ってるもので「しらんだけだろ」ってのがいっぱいあると思う。
でも、臭豆腐やくさや、山菜は万人受けするわけじゃないじゃないですか。だから Scala もそうそう万人には受け入れられないんじゃないかなって気がします。
すくなくとも COBOL の呪いからいまだ脱しきれてないような SI ゼネコン軍団が真に活用できるものではないでしょうね。