ゼノグラシアについて

前回の日記で大分過激なことを言ってしまったんだけど、そんな僕もコードギアスの時は、ナイトメア戦を最高に楽しんで見ていたし、どのような機体が出てきているのか注意を払っていたという事実。やはり、ロボットに興味がないから、先日のゼノグラシアに対する視線が冷めたものになってしまった、というわけではなさそう。
うーん、やっぱり求めているものが違うんかなぁ。そもそも、理解できないもんなぁ。なんでアイマスがロボットアニメになったのか。

反コミカライズ

コミカライズという単語が聞けば聞くほど気持ち悪くて仕方ありません。




ノベライズとの類推なのは解るけど、[動]novelizeの元の単語が[名]novelなのに対し、[動]comicalizeの元の単語が、非常に明らかに[形]comicalなのが原因。日本語の「コミック」という単語は、「コミカル」及び、英語の[形]comicとの単語から大きく乖離している。「コミカル」はあくまで「滑稽」なのであって、「漫画みたい」だと思う人はまずいないだろう。だからコミカライズという単語からは「コミカルにする」という意味に聞こえてしまい、それって違うんじゃないか、と感じるわけである(勿論、一部小説の漫画化に関しては間違った表現ではないのかもしれないが、大部分のゲーム・ライトノベル等の漫画化に「コミカルにする」という意味を付すことは不可能だろう。)。




すると、「コミカルにする」ではなくて「コミックにする」という意味で和製英語を作るにはどうするか? とりあえずcomicに接尾語をつけてみましょう。「〜化」という意味での接尾語は次ようなものが思い浮かぶ。

  • comicize 「コミサイズ」

ノベライズと同じ要領で。izeをつけた。どう頑張っても日本語で表すときにカ行がサ行に変わる。

  • comify 「コミファイ」

comicを形容詞的に捉え、接尾語-fyをつけた。cが消えた!! ちょっとこれはやりすぎか……。

  • comicify 「コミシファイ」

名詞+ify。これは上手くいってると思うんだけど、コミサイズ同様、子音が変わってしまうのが泣き所。


中々上手く行かないもんだけど、でも「コミサイズ」にしろ「コミシファイ」にしろ、「コミカライズ」よりは漫画化って雰囲気が出てると思うんだけどなぁ……とりあえず僕は「コミカライズ」という表現は絶対に使いません。
因みに、この日記書く前までは「コミシファイ」しか考えてなかったんだけど、検索してたら「コミサイズ」を発見、なんだそれでいいじゃん、ってことになりました。ノベライズとの対比もいいしね。漫画化は「コミサイズ」でいきましょうよ〜(つっても、まず自分があまり使いそうにないんだけど)。



なお、この日記で言いたいのは「英語として間違っているかどうか」ではないです。そもそもnovelizeが辞書に載っていることを根拠に「ノベライズは正しい表現、コミカライズは間違った表現」とする意見も見られますが、英語だってそれほど強力ではないにしろ造語力はあるんだから、そのルールに則って新しい単語を作ればいいだけの話(comicalizeの肩を持つわけではありませんが、形容詞+izeという単語は問題なく存在します。例:actualize)。ただ、コミックとコミカライズという単語の間が、「コミカル」という非常に高い壁で分断されているように感じるから、聞いていておかしい、ということが言いたいのです。