LAME 3.98.4からLAME.frameworkを作る
2012-02-27追記: config.hについて、コメントでご指摘を受けたとおりconfigureから生成する方法に変更しました。その部分だけスクリーンショットも新しくなってます。
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1281202190/683n- あたりの流れでLAME.frameworkをビルドしましたので、以下に画像入りで長々と説明してみました。参考になれば幸いです。
準備
手順
LAMEのソースコードを展開して、展開したソースコードのディレクトリへcdします。
$ cd ~/Downloads $ tar xzf lame-3.98.4.tar.gz $ cd lame-3.98.4
次にLAME.frameworkをビルドするのに必要なファイルを生成します。configureを実行するとconfig.hが生成されますので、config.hをmacosxディレクトリへコピーしたあと、macosxディレクトリへcdします。
$ ./configure $ cp config.h macosx $ cd macosx
次に、Xcodeを起動します。
$ open LAME.xcodeproj
ちなみにターミナルの画面はこんな感じになるかも。
(configureの表示は長いので中略...)
これで以下のようにXcodeが起動するはずです。
ここで、Xcodeのウィンドウにある概要メニューを開き、アクティブな構成からReleaseを選択します。
次にXcodeのメニューバーからプロジェクト > プロジェクト設定の編集を選びます。
すると以下のようなウィンドウが表示されますので、
ウィンドウ上部のビルドタブを押します。
ベースSDKと書かれた行の右側(Mac OS X 10.4)を押して、インストールしたSDKと同じバージョンに合わせます。私はMac OS X 10.6用のSDKをインストールしましたのでMac OS X 10.6を選びました。
次にアーキテクチャと書かれた行の右側($(NATIVE_ARCH))を押して、Standard (32/64-bit Universal)を選択します(この設定は不要かもしれません)。
さらに、Mac OS Xデプロイメントターゲットの右側をMac OS X 10.4に設定します。上記ベースSDKを設定した時に連動してこちらの設定も変わる可能性がありますので念の為確認して下さい。
これでプロジェクト設定のウィンドウは閉じていただいてかまいません。
最後にXcodeのメニューバーからビルド > ビルドを選んでビルドを開始します。エラーがなければビルド完了です。
これで/Users/(ユーザ名)/Downloads/lame-3.98.4/macosx/build/ReleaseディレクトリにLAME.frameworkというディレクトリができていれば完成です。
あとはこのLAME.frameworkディレクトリをFinderで/ライブラリ/frameworksへコピーすれば作業完了です。
お疲れ様でした!