中国、国慶節に初の月探査衛星「嫦娥1号」打ち上げか [読売]

中国事情に詳しい香港の人権団体「中国人権民主化運動ニュースセンター」は9日、中国の国防科学技術工業委員会筋の話として、同国初の月探査衛星「嫦娥1号」が今年10月1日の国慶節(建国記念日)に四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げられる予定だと伝えた。

国慶節に初の月探査衛星を打ち上げることで、国威発揚につなげたい狙いがあると見られる。

日本も8月16日に月探査衛星「かぐや」を打ち上げる予定。同センターは、中国側は「かぐや」打ち上げに関するデータを参考に最終調整を行った上で、「嫦娥1号」の打ち上げに臨むと分析している。

H-IIA13号機で打ち上げられる「かぐや」の1ヵ月半後だそうです。 なんか日本の打ち上げを参考にするらしいとか書かれていますが、細かい運用情報は外から見て分かるわけでもないし一体何をどう参考にするんだろう。 まあ外部団体が言ってることなのでアレですが、確かに中国は地球周回軌道以遠は初ですから、飛行経路の確認くらいはするのかも?

H2Aロケット破片を回収 宇宙航空研究開発機構 [八重島毎日]

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これは宇宙航空開発機構が昨年の12月18日に種子島宇宙センターから打ち上げたもので、ロケットの先端に搭載された技術試験衛星「きく8号」を格納する「衛星フェアリング」と呼ばれる場所の一部。訪れた技術者は漂着現場などの確認や、主要な一部分の分離・回収作業を実施した。

黒島側からは、ロケットの破片の漂着が珍しいことや、近年は漂着物への関心が高まり、展示施設もあることから、黒島での展示を要望していた。      
しかし、フェアリングは輸出管理法令上の輸出規制物品に該当することなどから、漂着したフェアリングが収容されていた日本ウミガメ協議会附属黒島研究所(亀崎直樹所長)と宇宙航空研究開発機構とで調整を続けていた結果、この日に回収した以外の残りの大部分は「教育・学術研究目的および、平和目的に限って使用すること」を条件に黒島へ譲渡することで話がまとまった。

回収作業に当たった川上氏によると「これまで漂着が確認でたら、現地へ行き、すべて回収してきた。漂着地への譲渡は初めて」と言う。
来月には新たなロケット打ち上げを予定している多忙な時期に、現場のスタッフが来島したことから、夜には黒島研究所でロケットや宇宙開発についての講演も開かれた。
講演には多数の住民が駆けつけ、展示されることになったフェアリングの実物を前にし、詳しい説明や、模型を使っての解説、該当ロケットの打ち上げ映像などがスクリーンに映し出された。
講演を聴いた住民からは、「種子島に実際の打ち上げを見に行きたい」などの感想も聞かれるなど、漂着したフェアリングが縁で日本の宇宙開発への関心が高まっている。

黒島今日の出来事 7月5日

ダメ元で講演会などをしてくれないかとお願いしたら快諾してくれ、夜はロケットについての楽しい講演会をしてもらったのでした。

なんかちょっとした交流会みたいになったみたいですねw

ドーンの打ち上げ、9月に延期 [sorae.jp]

NASAは7月7日、打ち上げの最終準備を進めていたドーン小惑星探査機(DAWN)の打ち上げを、9月に延期すると発表した。

ドーン小惑星探査機を載せたデルタ2ロケットの打ち上げは、元々6月30日に予定されていたが、クレーンの故障やデルタ2ロケットへ燃料注入などの作業が遅れ、今月19日までに打ち上げる見通しが厳しくなっていた。

さらに、8月3日には、同じデルタ2ロケットを使って、新しい火星探査機「フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)」の打ち上げも予定されており、ドーン小惑星探査機の打ち上げ延期は、フェニックス・マーズ・ランダーの打ち上げにも影響を与える可能性があるため、NASAは会議を開き、慎重に検討した結果、ドーン小惑星探査機の打ち上げ延期を決めた。

NASAがフェニックス・マーズ・ランダーを重視している理由は、地球と火星との位置関係上、フェニックス・マーズ・ランダーを8月3日から8月24日の間に打ち上げなければ、次の打ち上げチャンスは約2年後となってしまうため。

うーん、確かに火星探査機のウインドウの方が遙かにシビアなので仕方ありませんが、この探査機はつくづく受難ですねえ。 ちなみに自分もこの探査機への名前搭載に応募しました。