地球を、開けよう。

2010-02-01

 裏ミッション?!

みなさまこんにちは、オレペコです。

このブログで何度か紹介させてもらったバンコクでのコンテンポラリーアート展 Twist and Shout*1 は、1月10日に成功裏に幕を閉じ、正味5週間ほどの会期でなんと約32,000人もの人たちが足を運んでくれました。当地のアート関係者からの評価も上々で一安心


加えて、思わぬ効果が。今回の成功を見て、会場のBACCに各国から各種展覧会企画が舞い込んでいるというのです。私たちは、「単に日本の良いものを見せる」だけではなく、現地の共催団体が発展していくための「種を蒔くこと」「きかっけを提供すること」もとても大切だと思っているので、こうした副次的な効果が出ていることは本当にうれしいのですO(≧≦)O


f:id:japanfoundation:20100129025326j:image:leftその意味で、今日はもうひとつ別の展覧会を紹介しましょう。

タイでは1−2月にかけて「現代日本デザイン100選」という巡回展*2を、チェンマイバンコクで実施しています。


チェンマイでは、わずか12日間という短期間の展示でしたが、1,200名以上の方たちが足を運んでくれました。これは、タイの地方都市での来場者数としてはかなりの数です。その影には、「無印良品」はもちろん、「LOFT」も進出するなど、タイでは日本のプロダクト・デザインが人気を博しているから、ということもあるのですが、今回、チェンマイに足場(=オフィス)を持たない私たちに代わって、展覧会場の設営や、PRを一緒にやってくれた CNX ART CONNEX という、チェンマイアートを愛する人たちのグループの協力が大きかったと思います。今タイでも大人気の Twitterアート好きが集まる SNS などを駆使してPRしてくれたことが大きく、オープニングだけで300人以上が集まり大盛況でした。


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(たくさんの人であふれかえる会場)


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(熱心にカタログと作品を見比べる来場者)


彼らとの出会いは、昨夏のJCDNの「踊りに行くぜ!!」というコンテンポラリーダンス公演。公演団の1週間のクリエーションの期間中、ワークショップ会場を提供してくれたり、シアターのライティングや音響など技術面で日本のスタッフを助けてくれたり。とにかく、熱いハートとタイ人ならではの優しさ(=ホスピタリティ)で一生懸命取り組んでくれました。


ただ、そのときには正直なところ、イベントのオーガナイズに慣れていなかったのか、いろんな面で非効率だったり、準備が足りなかったりして、お客様を長い列で待たせてしまったり、Q出ししていないのに本番の公演がいきなり始まってしまったり、失敗も多くありました。けれど、その後何度か一緒に組んで仕事をするうち、毎回マネジメントのコツをどんどん吸収してくれて、今回のデザイン展では、すばらしい力を発揮してくれたのです!


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(オープニングのケータリングも、予算が少ない中、エコな演出で素敵にお客様を迎えてくれました)


実はこれこそが、私がイベントを企画・実施するときに個人的に自分に課している「裏ミッション」 。よく援助の現場などで言われる「魚を与えるだけではダメなんだ、釣りの仕方を教えないと」ではありませんが、単に公演が成功すれば良い訳じゃない。その過程で、地元の人たちと一緒に作り上げる作業をすることで、彼ら自身がやがて、我々のアドバイスなしでも国際的なレベルの公演団などの受け入れができるようになること。コラボレーションする意味は、そこにこそあると思っています。


その意味で、今後の CNX ART CONNEX の益々の成長に期待したいと思います♪♪♪

*1:3回にわたってリポートしました!記事はこちら:Vol.1Vol.2Vol.3

*2:巡回展については、これまでにも何度かブログで取り上げています。最近では、こちらこちら