チブラオの幼鳥8月22日

チブラオの幼鳥が育つ
8月22日2015年
我が家に泊まっている友人を誘いチブラオに幼鳥の育っていく様子を見に行く。8月9日の観察では、幼鳥は白い身体、羽に茶色が混じってきた。あれから2週間、幼鳥は、巣の周りで飛ぶ練習をしていると巣に向う道中で想像する。チブラオは乾季でぼんやりした風景が、時々風に押し上げられてきれいな山々と森が風に洗われる。そんな中を恭子と友人は、ハイキングを楽しんで巣に近づく。

私は、巣の近くヘ直登して9時20分より観察を始める。幼鳥は巣の中で、かがでいるのでその姿がよく見えない。鳴きもしない。10時近くなると立ち上がりエサを啄む様子が見られた。幼鳥の身体、羽は明るい茶色になり9日より身体も大きく太ったように見える。写真は9日と22日を比較してみた。

11時まで巣の観察するが、幼鳥は充分にエサが足りているようで鳴かずにこちらに背を向けて居眠りをしているようだ。チコネの学校に寄贈されたPCを持って行く。あいにくルディー先生は、医者が村で1年に一回無料診療して無料で薬を分けてくれる。その打ち合わせに山を下りたと、奥さんが話してくれる。そして「この学校に高校ができた、今まで高校に通うには交通費がかかり多くの生徒が行けなかった」など雑談をする。「PCを学校で、効果のあるよう使ってね」別れの挨拶をして、学校から観察地点に戻る。
また13時15分より観察を始める。農作業をしながら観察していたデリィーが、学校に行っていた間に親鳥が巣に入ってエサを入れた様だと報告してくれる。学校の英語の授業を終えたアダムが観察に加わる。13時45分2羽のジャワクマタカが、巣より低いトゥルガプトリィーの森から巣の下で、枝に止まり1分ほどすると飛び立つ。2羽のタカは、この巣の番なのか、チパンチュの親子なのかとアダム、デリィーと迷っていると1羽は、チコネの森で旋回して、もう1羽は、巣ある尾根の空中を飛ぶ。森を旋回したタカは、左の羽に破損がありこの巣のオスとアダムは判断するが、もう一羽のタカは、明るい茶色でチパンチュの若いタカの様な気がした。

少しするとこの森の空間を回り込んできたようにタカが、また巣の近くの木止まったが、葉に隠れて姿が確認できない。この巣の親ならなぜハンティングの見渡しの良い巣の木に止まらないのだろう?天敵に巣に幼鳥が居るのを見せないためか?もう一つは、タカの親もしくはチパンチュの兄弟のタカが幼鳥の近くに現われても幼鳥には、何の動揺した様子が見られたなった。「幼鳥は、巣の中のエサは見えているのだろうが、遠くは見えるのであろうか?」