jfluteの日記 このページをアンテナに追加

2017-08-28

レスポンスのある人は信頼される

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信頼される人ってこういう人だな!
って思ったのです。

10年以上前の昔話ですが...

若いjfluteは、出向でとあるベンチャーにいました。
社員が10人くらいしかいなくて、社長は超やり手、
小さな会社なのに世界的な会社をクライアントに持ち、
その発言力もすごい。(クライアントから絶大な信頼)

# そのときは本当にお世話になりました。
# 刺激的な仕事をさせて頂いたことを感謝しています。

一緒に別の会社から出向されていた方もいました。
自分よりもっと年上で、自分は若く未熟だったので、
その方にもたくさん頼っていました。
(とても優しかったですね、ありがとうございました)

彼はレスポンスがちゃんとあるよ

(昔過ぎて、若干記憶が曖昧ですが、大体こんな感じで...)
ただ、とあるときに、社長と社員の方で話をしていて、
その別の方の話をされていたのですが(いないときですね)、
ちょっと「スキル的にどうかなぁ」みたいな話を
されていたようでした。

そのときの社長の言葉が印象的で...
「まあでも、彼はレスポンスがちゃんとあるよ」

なので、役に立つことはたくさんあるし、
何か彼で無理なことがあってもすぐにわかるから、
こっちでコントロールしやすいし...

...的な感じだったと記憶しています。

とても印象的でした。
が、そのときはいまいちよくわかってませんでした。
レスポンスって具体的にどういうことなのかって。
言葉だけ印象が強く残り時が経ちました。

レスポンスが大きなポイント

その後、jfluteは様々な現場で色々な人と仕事しました。
自分も「とにかくできる人にならなきゃ」
と必死にあれこれ考えてがむしゃらに行動しました。

優秀な人ってどんな人だろう?
信頼される人ってどんな人だろう?

自分がそうじゃなかったから、
そういう人がどういう人なんだろう?
ということが興味津々で仕方ありませんでした。
なので、とにかく「人」をじっくり見てました。
(もちろん、ソースコードも...
見れる範囲で人のコード読みまくってました)

もちろん、
今回のレスポンスだけがポイントではありませんが、
レスポンスは大きな大きなポイントだと、
感じるようになりました。

じゃあ、レスポンスってなに?

face-to-faceでのレスポンス

言われたことに対しては、まずしっかり答える。

わからないことはわからないとしっかり伝える。

わからないことも現時点のわかる範囲での見解を述べる。

その場で答えられなかったら時間をくださいと言って、
後から必ず報告をする。(これを忘れずにやる)

もしくは、時間をかけてしっかり調べた方が良いか聞く。

自分に話しかけられたことじゃなくても、
自分が答えられることが耳に入ってきたら答える。
(会話に加わる)

メールでのレスポンス

まず、ほとんどのメールに目を通す。
そして、できるだけ早く返す。

忙しい時期とか大量メールに埋もれたり、
すぐに返せなかったとしても、いつか必ず返す。
数ヶ月後になってしまったとしても漏れなく返す。
(時間が経つと "もう返さなくてもいいかな" 的になりやすい)

一つのメールの中に含まれる複数の論点をしっかり拾って、
それぞれにしっかり返信コメントを入れる。
(メールは一通で様々な話題が入りやすい)
(メインの内容だけで返信してしまいがち)

質問されたわけじゃないことに対しても、
発言できることがあればコメントを入れる。

チャットでのレスポンス

まず、ほとんどのコメントに目を通す。
そして、やばいほど早く返す。

忙しい時期とか大量コメントに埋もれて、
すぐに返せなかったとしても...ってメールと同じ。
(ただ、チャットってメールよりも、
より "もう返さなくてもいいかな" 的になりやすいので、
チャットでしっかり反応があるというのは価値が高い)

自分に対する質問じゃなくても、
発言できることがあればコメントを入れる。
(チャットは、グループのものが多い)

# プログラマーであれば、
# Githubのプルリクレビューのコメントや、
# Issueのコメントでのやり取りも含むと考えてください。

その他多様なレスポンス

リクエストされたわけじゃないけど、
頃合いを見て情報を共有したり状況を報告したりする。
(Jobスケジューラー的な行動をする、
時間というリクエストに対するレスポンス)

# 「報告して欲しいと言われる前に報告する」って、
# 報告される側のコストを非常に下げてくれる行為です。
# 頃合いを見て「報告して欲しい」って忘れずに言う、
# ってこと自体もけっこうなストレスだからです。

(他にもあるかな...また追記するかも!?
みなさんも思いついたらぜひ教えてください)

基本こそ価値が高い

って、いろいろとザラッと書きました。
(あんまり構造的になってなくてごめんなさい)

「当たり前のこと書いてあんじゃん」って思います?
いやまあ、その通りなんですが...
それがなかなか成り立ってないのが現実だと思います。

jfluteも書きながら「ああぁ」ってのあります。
こういうことを教育している立場もあるので、
かなり意識して実践しているつもりですが、
それでも100%徹底するのはなかなか難しい。
(数社の現場からのメールが大量すぎて...><)

ちょっとしたことでもコメントするって結構大変です。
それが積み重なるとそれだけで十分時間を取ります。
ただ、それだけ徹底できれば価値が高いということ。
なかなか他の人ができてないことなわけですし。

(jfluteではなく)
これができてるプログラマーは、
本当に信頼されていますし、信頼できます。
業務的な話も技術的な話もしやすいので、
共有も議論もしやすく頼りがいがあります。

仮にその人に間違ったことがあっても、
それをすぐにフォローすることもできます。

ちょっとした共有にすぐ反応もあるので、
不備の発見もしやすいので安心感があります。

逆にレスポンスがない人は、
どれだけ頭が良くスキルが高くても、
仕事を頼むのは不安です。
(気づいたら明後日の方向に突き進んでるかもしれない)

どこの世界も、やはり「基本」に忠実が一番ですね。

成長につながるレスポンス

そして、そういう方々は、
やはり優秀です。
もしくは、優秀になる素質があります。
実際に多くの若者が優秀になっていきました。

人から吸収する機会が多いわけですから当然です。
レスポンスの数の分、
「インタラクティブな思考トレーニングをしている」
と言えます。

レスポンスのない人にリクエストは送らないですよね。

リクエストが送られてこない(送られてこなくなった)、
ということは、そういう風に思われてる可能性もあります。
それは成長チャンスが来ないということと同義とも言えます。

...

# ただ、レスポンスのある人には、
# どんどん様々な仕事が舞い込んできます。
# プログラミング以外の仕事も任されやすいです。
#
# 信頼できて仕事が頼みやすいですから、
# 過負荷になりがちなのが、ジレンマですね。
#
# しかも、そういう方々に限って、
# コードがしっかり書けたりするので、
# 他の仕事で手を取られるのがまたジレンマ...

リモートワークの鍵でもある

特にメールやチャットでのレスポンスの話は、
リモートワークを成功させるための鍵だとも思っています。
(プログラマーなら、GithubやIssueも含む)

コミュニケーションは取らないといけない、
でも、距離は離れている。
であればメールやチャットで精度の高いやり取りが
できないといけない。単純な話です。
(TV会議システムとか大げさなインフラがなければ)

face-to-faceでは、
質問に対して無視するってまあ基本的にはありません。
答えたくなくてもさすがに面前で無視する勇気はないですよね。
(ちなみに、"めんぜん" って門前のことじゃないです)

メールやチャットは「悪気のない無視」が横行します。
それゆえ、やはり多くの現場では
「会議室で打ち合わせ」をするわけです。
オフィスで口頭でやり取りをするわけです。

勤務上の信頼やセキュリティなどのクリアしたとしても、
メールやチャット (や Github) での
やり取りの精度が高まらなければ、
「自宅で作業していいよ」とはなかなかなりません。

...

逆に、face-to-faceの精度も大切です。
「週に一日か二日だけオフィスに来る」
という感じの部分リモートワークというのは、
それらジレンマを軽減する現実的な選択肢ですが、
face-to-faceのときに精度の高い
コミュニケーションが取れなかったら、
リモート時のジレンマが軽減できず本末転倒になります。

「やっぱり、毎日オフィスに集まった方がいいよね」

という言葉が出てきてリモートワークが破綻します。

...

って、唐突にリモートワークの話が出てきましたが、
「電車に乗って長時間通勤してオフィスに長時間滞在して」
っての、できるだけやりたくないなって、
単にjfluteが強く思っている...ってのもありますが!

「様々な原因から発生する今後の人手不足」を考えた時に、
リモートワークで多様な人材を受け入れていくことが大切、
と思っているのもあります。

o 通勤時間を省略し、子供のそばにいながら働くお母さん
o 家族の都合でなかなか家から離れられない方
o 家族の都合で実家(地方)に住まないといけない方

子供の少ない家庭が増えてきていますから、
「家族の都合」もどんどん増えていくんじゃないかと。

コミュニケーション不足を理由に、
「リモートは効率が悪い」と言われることも多いですから、
他にもキーポイントは色々とありますが、
レスポンス力を上げることもキーポイントの一つだなって。

...

# 以前、こんなことつぶやいてましたね...
# https://twitter.com/jflute/status/844597604570742784
# 「リモートワークの本当の難しいところは、
# 全員がリモートしてるじゃなくて、
# 一部の人がリモートしてるという状況。
# 社内の人は社内のノリで話を進めてしまいがちで、
# リモートの人と前提が合わない。
# リモートしてる側はそれを踏まえて会話する必要があるので、
# 怒涛のコミュニケーション能力が求められる。」

まとめ

リクエストが来たら、レスポンスを返す。

非常に単純なことのはずですが、
それが重宝されるという現状があります。

個人の成長という意味ではある意味ではチャンスなので、
ちょっとでも意識してみると、
周りのレスポンスが変わるかもしれませんよ。

「他人は自分の鏡」って言われますから。

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