大量の二酸化炭素が埋まっている

ツンドラからの二酸化炭素


永久凍土に埋まっていた古い植物の残骸が、二酸化炭素を放出していた


nature2009年5月28日


北半球の高緯度地方には、永久凍土からなるツンドラ地帯が広がっている。


一帯の永久凍土には、かつて何千年も繁殖していた植物の残がいが埋まっている。


もし温暖化によって、永久凍土がとけると、死んだ植物群が分解され、


大量の二酸化炭素が放出されるおそれがある。


アメリフロリダ大学のシュール博士らは、


アラスカ山脈のふもとで二酸化炭素の放出量を調査した。


その際、二酸化炭素が古い植物群の残骸かでるものか


最近枯れ死んだ植物から出るものか、また現在生きている植物から出るものか、


または現在生きている植物の呼吸作用によるものかを


「炭素同位体測定法」を利用して調べた。


すると永久凍土がよくとけだす区域では、埋まっていた古い植物の残骸からの二酸化炭素


冬を中心に非常に多く、また二酸化炭素の全放出量中に占める割合も高いことがわかった。


博士らは、古い植物群からの二酸化炭素の放出が数十年続くと現在の植物群が吸収する二酸化

炭素の量をしのぐ可能性がある警告している。


「NEWTON」2009年9月号から



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