子どもと食育

 サッカークラブで新たに立ち上げるこちとになったお料理教室の試作、試食会に参加しました。子どもに野菜をたくさん食べてもらう工夫が盛り込まれたメニューで、大変美味しく、参加者のみもなさんと楽しく会食しました。我がクラブの若手コーチも自ら調理に参加してます。

 そこでの話題。今の子は給食を自分の皿に盛られた後、食べられないものを返すのだとか。へぇー。休み時間に目いっぱい遊びまくって11時ころにはすでに死ぬほどハラペコになっていた少年時代の永井君には考えられないこと。
 私たちの少年時代の給食なんて、食事かエサか見分けが付かないほど貧弱だったのですが(実際、当時、飲まされていた脱脂粉乳という牛乳モドキの飲み物は、米軍が家畜の飼料にしていたものが使われたのでした)、好き嫌い以前に空腹という最大の前菜がありましたからね~。ましてや今の給食なんか、私たちの子ども時代に比べたら高級料理に近い豪華さ。白いご飯もあれば、麺もあれば、デザートみたいなものもあるらしい。それでも、「これはいらない」と返すなんて信じられませんな。
 昨今は「子どもが食べるとき服を汚すから」という理由でお母さんがミートソースをつくらないのだとか。ふーん。骨があるからと魚も滅多に食べないし、セロリやピーマンなんてもってのほか、という例はそこかしこにあるらしい。そういえば、子どもを合宿につれていくと、食事の時、これはだめ、あれはだめ、という子が結構多いからな~。サッカークラブとコラボしている学習教室「港北学館」の館長さんによれば、キャンブでカレーをつくったら、「星の王子様カレー」みたいに甘いのじゃなきゃいや、といった生徒がいたとか。

 ともあれ、スポーツやるならカラダづくりのために栄養バランスの取れた食事は必須。今回の料理教室でつくったミートソースにはセロリ、ピーマンもたっぷり。だけど全然、野菜の感覚はなし。子どもには最適のメニュー。鮭のムニエルで良質のタンパク質を摂取。グラタンにもブロッコリー、にんじんなどがたっぷり。
 デザートは寒天(海草)に牛乳を加えたベースにミカンを混ぜたゼリー風のスイーツ(写真を撮ったときはまだ冷蔵庫の中)。これもおいしさとヘルシーさが同居した絶品。あまりのおいしさに若手コーチA君が、余った3人分くらいを激食(笑)。
 みなさん、ぜひ参加してみてはいかがでしょう。レシビも持ち帰れます。