正月三が日でラデッキー行進曲を二回聴く
年が明け3日が経過した。
大野和士のジルベスターコンサート
大野の東急ジルベスターコンサートに行った。大晦日午後10時スタートだ。大野が振ったオペラにちなんだ曲はどれもよかったが、特にワーグナーのマイスタージンガーがよかった。オーケストラに慣らさせる箇所と、流れに任せて歌わせるところの対比がよかった。東京オペラシンガーズもよかったが、大野が歌い口を心得ていた。とにかく流れがいい。
アンコールでテレビ東京のアナウンサーに指揮させてラデッキー行進曲も面白かった。
オーチャードホールの渋谷を脱出して、川崎の若宮八幡宮と川崎大師に初詣。
1月1日の夜といえば、日本でウィーンフィルのニューイヤーコンサートが生中継されるが、今年はラデッキー行進曲が演奏されなかった。ちょっと残念。しかし、それが悲惨な大災害に起因して楽団が判断したことならば致し方ないことだろう。
3日もまずは箱根駅伝
優勝チームは駒澤大学。最近、最終区間のラスト3kmでドラマがあるが、、今年もスタミナ切れが起きた選手がいたようだ。1秒で負けたチームもある。「1秒の重みを知れ」ということだろう。厳しいものだ。
その後、
−東京フィルハーモニーのニューイヤーコンサートに行く。
http://www.tpo.or.jp/japanese/concert/newyear.html
尾高忠明指揮によるこんさーとだったが、実に楽しいものだった。前半はワルツ・ポルカの名曲が並び、後半は映画音楽、この映画音楽がよかった。
「地獄の黙示録」ワルキューレの騎行に始まり、ムーンリバー、星に願いを
のフルート、フリューゲルホルンのソロもよかったが、荒井英治のヴァイオリンソロによるシェルブールの雨傘のなんと美しいことよ。「未知との遭遇」「スターウォーズ」と私が小躍りしてしまうような曲目と演奏だった。ジョン・ウィリアムスの良さを感じさせてくれると同時にR.シュトラウスの影響があまりにも大きいと改めて思わせる演奏だった。
アンコールは抽選により、お客さんが指揮をする、ラデッキー行進曲。いいなあ、プロのオーケストラを指揮できて。会場を後にする時、こんなに気持ちがよいのひさしぶりだ。音楽も面白さを、子どもの頃に帰って楽しんだ。