猫を償うに猫をもってせよ

2018-01-08 新刊です このエントリーを含むブックマーク

訂正

5p「大江の受賞から十二年」→「二十二年」

27p「村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』(一九八〇)は村上の長編第三作だが、(略)双子を設定し、その養父母が惨殺されるというところで、双子による超能力を使っての復讐という定型的な展開を避け」

 →「「ダチュラ」という破壊の力をもつ物質を得た双子を設定し、その養母が突き倒されて死ぬところで、双子による「ダチュラ」を使っての復讐という定型的な展開を避け」

32p ここに引いたマクベスの独白はブランク・ヴァースでした。ハムレットのせりふにしておけば良かった。

99p「野生時代」→「野性時代」

206p「中世と反逆」→「忠誠」

2017-12-13 シェパード このエントリーを含むブックマーク

 マークートウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』に「シェパードソン家」というのが出てくる。だが綴りが「Shephardson」であるため、新潮文庫の村岡花子訳では「シェファードソン家」と書いてあった。私は修士論文でこの作品に触れて「シェファードソン」と書いていた。これが『八犬伝綺想』として福武書店から本になったのだが、最後にどういうわけか、九段下の福武書店の一階で缶詰になって校正をやらされた。この時は印刷所がおかしく、直しても反映されていなかったりしたのだが、その時、ふと、これはシェパードソンじゃないか? と気づいて、そこの電話から舌津に電話したらいて、確認して「シェパードソン」に直した、ということがあった。

2017-11-23 このエントリーを含むブックマーク

 姜在彦が死んだ。私は学生のころ、『朝鮮の攘夷と開化』というのを呉智英さんが勧めていたので読んでみたが、呉さんが言いたかったのは、朝鮮の日本帝国主義からの独立運動は儒教にもとづいていた、ということで、呉さんの周囲にいたマルクス主義者にとって、儒教というのは敵だから、彼らにショックを与えるために持ち出したのだろうが、マルクス主義者ではない私には、まあ朝鮮だから儒教だろうな、と思う程度であった。平川祐弘などの世代の右翼も、自分はマルクス主義には染まらなかったと言うのだが、マルクスに染まらないと天皇右翼になるというのは私には理解できない話で、まあこういう昔の人のマルクスを中心に世界が回っているような発想というのは、今後なくなってほしいものである。佐藤優みたいなマルクス主義右翼というのもいることだし。

2017-11-22 このエントリーを含むブックマーク

http://www4.nhk.or.jp/wildlife/

10月23日放送の「ワイルドライフ 東京湾海の猛者対決!イセエビ・タコ・ウツボ 天敵?同盟?奇妙な三角関係」をご覧になった皆様へ

番組では、イセエビ・タコ・ウツボの関係を、ウツボはイセエビをおとりのように使い、イセエビはウツボを用心棒のように使う、奇妙な三角関係が築きあげられていた、などと紹介しました。三者の関係は水族館の展示や海外の文献でも紹介されている一方で、学術的に確立している定説とまでは言えない、との指摘がありました。こうしたご意見を、今後の番組作りにいかしていきたいと考えています。

また三者の関係を伝える場面の中に、現地の海で生け捕りにされたタコの映像が2秒間混ざっていました。この映像は一般的な生態を解説するために使うべきもので、この場面で使うことは適切ではありませんでした。今後、こうしたことが起きないよう徹底して参ります。