猫を償うに猫をもってせよ

2017-01-01 新刊です このエントリーを含むブックマーク

文章読本X

文章読本X

2016-12-08 ウレシュウの謎 このエントリーを含むブックマーク

 『東京人』12月号に、江川宇礼雄についての記事があった。筆者は佐々木光、私と同年で愛知県岡崎市出身。神奈川近代文学館の人らしい。

 江川のことを「ウレシュウ」と書いているのだが、佐々木によると、乞食の世界では人を出身地で「紀州」などと呼ぶのでそこから来たものだとか。しかし「ウレシュウ」は出身地ではない。

 そこで参考文献として書影もあった山本嘉次郎の『カツドウヤ水路』(筑摩書房、1965)というのを取り寄せてみた。すると、江川の小学校からの同級生に横田豊秋(芸名・宇留木浩)というのがいて、これが「トヨシュウ」と呼ばれていた、とある。すると、これにあわせて「ウレシュウ」なんではないか。まあ「トヨシュウ」のもとが乞食だ、とも言えるが。

2016-12-05 新刊です このエントリーを含むブックマーク

訂正

35p:クラーク・ゲーブル→ハンフリー・ボガート

2016-11-30 中村真一郎の『文章読本』 このエントリーを含むブックマーク

 昨日だか、私の『文章読本X』に触れて、中村真一郎の『文章読本』が良かった、と書いている人がいた。私はこれは未読だったし、そこで紹介されている内容にはさして感心しなかったが、図書館から借りてきた。

 ところが「ですます」体である。さらに、論文と恋文は違う、恋文は非論理的だとあって、若いころさる女性から手紙をもらったが、春がきたというようなことしか書いてなく、なんだと思って放っておいたら、ずっとあとになって、あれは恋文だったのだと言われてびっくりした、とある。まあそれもいい。中村が高校生のころ書いていた日記を読み返したら、そこには恋愛のことが書いてあるのだが、主観的なことばかり書いてあって、「後年の私は、いくら考えてみても、その恋愛らしいものの実体、つまりは相手の女性の顔も名前も、記憶から浮んでこなくて、大いに失望したのでした。お蔭で、私は人生のごく早い時期に、誰だか判らない女性を恋し、そしてその結果がどうなったのか、その経験は永遠に失われてしまった、という悲劇的な目に遭ってしまったのです」。

 作家は記憶力がいいと言うが、この人は記憶障害なのであろうか。

 さらに、ジョイスの『ユリシーズ』に触れて、当初は難解な書物で、暗号文と間違われたりしたが、「しかしそんな『ユリシーズ』も、今ではかなり判りいい、そして現代人の心をよく表現している、従って面白い小説だと云うことになりました」とある。そ、そうなのか?

 どうもこの本とは相性が悪いようだ。

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http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20161130/p3

トラバされて気づいたのだが、

「一族みな東大、祖父も東大教授で昭和天皇に御進講をした生物学者だったという」

 とあるが、

http://ameblo.jp/derbaumkuchen/entry-11931421850.html

 どうもデマらしいので私のも直しておく。

2016-11-26 〜の時代 このエントリーを含むブックマーク

侮蔑の時代』アンドレ・マルロオ 小松清訳 鎌倉文庫 1948

青の時代」三島 1950

われらの時代」大江、1959

敗北の時代』コリン・ウィルソン 丸谷才一訳 新潮社 1959

破約の時代』筑波常治 講談社 1959

イブの時代』多岐川恭 中央公論社 1961

幻影の時代 マスコミが製造する事実』ダニエル・J.ブーアスティン 東京創元社 1964

雄の時代』生島治郎 読売新聞社 1969

牙の時代』小松左京 早川書房 1972

緑の時代』河野典生 早川書房 1972

性の時代』伊東守男 読売新聞社 1973

退屈の時代』小原信 PHP研究所 1973

女芸者の時代』岸井良衛 青蛙房 1974

渇愛の時代 対談』高田好胤, 村松剛 読売新聞社 1974

神殺しの時代』井門富二夫 日本経済新聞社 1974

恥辱の時代』加賀美実 文化総合出版 1974

批評の時代』ウィリアム・ヴァン・オカーナー 大竹勝, 皆河宗一共訳 評論社 1974

文科の時代』渡部昇一 文芸春秋 1974

変革の時代』市川亀久弥 小学館 1974

炎の時代 昭和残酷物語』小堺昭三 光風社書店 1974

腐敗の時代』渡部昇一 文芸春秋 1975

不機嫌の時代』山崎正和、新潮社、1976

影絵の時代』埴谷雄高 河出書房新社 1977

正義の時代』渡部昇一 文芸春秋 1977

未踏の時代』福島正実 早川書房 1977

レトリックの時代』渡部昇一 ダイヤモンド社 1977

演奏の時代』福永陽一郎 紀伊国屋書店 1978

匠の時代』内橋克人、講談社、1978

奇談の時代』百目鬼恭三郎 朝日新聞社 1978

幻滅の時代 "革新神話"の崩壊』香山健一 サンケイ出版 1978

不確実性の時代』ジョン・K.ガルブレイズ 都留重人監訳 ティビーエス・ブリタニカ 1978

ぼくらの時代』栗本薫 講談社 1978

モラトリアム人間の時代』小此木啓吾 中央公論社 1978

優しい時代」鎌田敏夫

狂気の時代』佐伯彰一 サンケイ出版 1979

血気の時代』加藤寛 ごま書房 1979

決断の時代』三神良三 ジャテック出版 1979

交渉力の時代』藤田忠 PHP研究所 1979

構想力の時代』堀内守 福村出版 1979

故郷喪失の時代』荻野恒一 北斗出版 1979

個人の時代 学歴社会の崩壊のあとに』池田信一 佼成出版社 1979

個性の時代 ミーイズムのすすめ』加瀬英明 講談社 1979

写真の時代』富岡多恵子 毎日新聞社 1979

知的対応の時代』渡部昇一 講談社 1979

鉄の時代』日野啓三 文芸春秋 1979

(地方の時代)

怒濤の時代 日本の青春 明治の群像』高野澄 徳間書店 1979

文化の時代 文化を文明の道具と倒錯した日本人』篠田雄次郎 マネジメント社 1980

分裂病の時代』荻野恒一 朝日出版社 1980

獅子の時代(1980)大河ドラマ

(事実の時代に)柳田邦男

うつ病の時代』大原健士郎 1981.講談社現代新書

共生の時代 使い捨て時代を超えて』槌田劭 樹心社 1981

長男の時代』小池一夫作 川崎のぼる画

ふたりっ子の時代 父親・母親・二人きょうだい』詫摩武俊 朝日出版社 1981

愛の時代』瀬戸内晴美 講談社 1982

ケジメの時代』木村尚三郎 ダイヤモンド社 1982

成熟の時代 十八世紀の西欧と現代』木村尚三郎 日本経済新聞社 1982

熱闘の時代』町村信孝 サンケイ出版 1982

「業際」の時代』田原総一朗 プレジデント社 1983

こころの時代に 私の精神分析入門』木村治美 文芸春秋 1983

素人の時代 吉本隆明対談集』角川書店 1983

復習の時代』後藤明生 福武書店 1983

メランコリーの時代』平井富雄 読売新聞社 1983

妄想の時代』小田晋 PHP研究所 1983

北の時代』秦恒平 筑摩書房 1984

家族の時代 ヨーロッパと日本』木村尚三郎 1985 新潮選書

人材殺しの時代』江坂彰 文芸春秋 1985

ネオ・ヌルの時代』筒井康隆編 1985 中公文庫

俳句の時代 遠野・熊野・吉野聖地巡礼』中上健次,角川春樹 角川書店 1985

ひとりっ子の時代 世の中変わる家庭も変わる!』斎藤茂太 グリーンアロー出版社 1985

宇宙的ナンセンスの時代』宮内勝典 教育社 1986

好色の時代』富島健夫 東都書房 1986

脱男性の時代 アンドロジナスをめざす文明学』渡辺恒夫 勁草書房 1986

文士の時代』林忠彦 朝日新聞社 1986

ぼくたちの時代』田中康夫 太田出版 1986

一・五の時代』小此木啓吾 筑摩書房 1987

嫉妬の時代』岸田秀 飛鳥新社 1987

『坊っちゃん』の時代 凛冽たり近代なお生彩あり明治人』関川夏央,谷口ジロー 双葉社 1987

妖女の時代(1988)映画(遠藤周作原作)

愛の時代』クリステン・ビヨンケア 津島佑子,福井信子訳 福武書店 1990

気配の時代』山口昌男 筑摩書房 1990

不如帰の時代 水底の漱石と青年たち』藤井淑禎 名古屋大学出版会 1990

「女性の時代」という神話 上野千鶴子は女を救えるか』山下悦子 青弓社 1991

かつをぶしの時代なのだ』椎名誠 三五館 1993

メタルカラーの時代』山根一真、小学館、1993

演出の時代』佐々木健一 春秋社 1994

かがやく水の時代』津島佑子 新潮社 1994

「人間の時代」への眼差し』柳田邦男 講談社 1994

家族の時代』清水義範 読売新聞社 1995

「第三の開国」の時代に』松本健一 中央公論社 1995

手紙の時代』高橋安光 法政大学出版局 1995

東北の時代 もはや一極集中の時代ではない』西沢潤一 潮出版社 1995

美人の時代』井上章一 1995.文春文庫 (「美人コンテスト100年史」改題)

いい男の時代』下村満子 PHP研究所 1996

神経症の時代 わが内なる森田正馬』渡辺利夫 TBSブリタニカ、1996

幻滅の時代の夜明け』佐藤健志 新潮社 1996

作法の時代 小笠原流を生かす』木村尚三郎 PHP研究所 1996

ネティズンの時代』公文俊平編著 NTT出版 1996

メディア・ファシズムの時代』浅野健一 明石書店 1996

森の時代』稲葉真弓 朝日新聞社 1996

癒しの時代をひらく』上田紀行 法藏館 1997

個室 引きこもりの時代』島田裕巳 日本評論社 1997

相対化の時代』坂本義和 1997.岩波新書

心の時代』さだまさし サンマーク出版 1998

「自分の時代」の終わり』宮崎哲弥 時事通信社 1998

セクシュアル・ストーリーの時代 語りのポリティクス』ケン・プラマー 桜井厚, 好井裕明,小林多寿子訳 新曜社 1998

セピアの時代 転換期へのメッセージ』八柏龍紀 大和書房 1998

大分裂の時代』山崎正和 中央公論社 1998

ハード・アカデミズムの時代』高山博 講談社 1998

「空虚な自己」の時代』影山任佐 NHKブックス 1999

サナギの時代 「時を経た知恵」を求めて』赤池学 講談社 1999

農の時代がやってきた』山下惣一 家の光協会 1999

パラサイト・シングルの時代』山田昌弘 1999.ちくま新書

未萌の時代』岩瀬良三 東京書籍 1999

「こころの時代」解体新書』香山リカ 創出版 2000

「自己チュー」人間の時代』町沢静夫 2000 双葉文庫

スキャンダルの時代 人はなぜ覗きたがるのか』海野弘 2000 集英社新書

トランスジェンダーの時代 性同一性障害の現在』虎井まさ衛 十月舎 2000

容姿の時代』酒井順子 幻冬舎 2001

霊性の時代 これからの精神のかたち』加藤清, 鎌田東二 春秋社 2001

『キング』の時代 国民大衆雑誌の公共性』佐藤卓己 岩波書店 2002

人格障害の時代』岡田尊司 2004.平凡社新書