読了

 野田昌宏さんのオリジナル版の「銀河乞食軍団」では、とにかく「技術」に対するこだわりと思い入れが全面に出ている。まあ二十歳そこそこのはずのお七やネンネの技術力がどのぐらいのものかはともかくとして、さまざまな空想上の技術(あえて科学とは書かない)についての記述の分厚さが、作品の一番の特徴ではないかと思わせる。
 鷹見版ギンコジでも、その特徴はしっかりと引き継がれていて、小惑星「山師」たちの操船や連携、何十年にもわたる地道な作業の積み重ねなど、細部までこだわったつくりになっているのがうれしい。

(76)

 まさか「おねえさま」な話ではないだろうな、と思って読み始めたら、ほんとに「おねえさま」……じゃなくて「いもうと」が登場。なんだか安易な展開の黄金パターン。どうしたものか。

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再読

 授業のため。

<学級>の歴史学 (講談社選書メチエ)

<学級>の歴史学 (講談社選書メチエ)

 内容については、次の記事を参照。