30代経営者修行中ブログ

顧客、従業員、家族から必要とされる事業、そして自分が納得できる事業を創ることを目標としています。

日本人の友達とモアルボアル、セブの田舎、マラビュヨクへ

 僕の友達もセブマクタンの語学学校で英語学校に通っているので、彼を誘って、モアルボアルへ行くことにした。事前に、このことについてロニーと話すと、その日は、ハローウィンなので、彼女も田舎に帰る予定であり、その地元がモアルボアルから近いことが判明。お願いして、そこに一日とめても楽ことにした。
 ハローウィンの金曜日にバスでモアルボアルに行ったため、田舎に帰る人たちの帰省ラッシュに巻き込まれ、バスターミナルで三時間ほど並ぶ。しかも、フィリピン人のよく分からないところは、並んでいるときはみんなすごく落ち着いているのに、バスの乗り込み口のあたりになると急に人が変わったように無理やりバスに乗ろうとするところだ。そのおかげで、毎回バスの出発は遅れていた。

その日は、モアルボアルに深夜についた。とまりたかったホテルが、すでにしまっていたので、モーターサイクルの運転手の紹介するロッジに泊まった。2人で700ペソだったので、許容の範囲だった。次の日は、またホワイトビーチに行き、ゴーグルを使って海の中を観察。3時間以上泳いだがそれでも飽きさせない魅力がある。ファインディングニモで有名なクラウンフィッシュや垂直に泳ぐ変わった魚など、いろいろな種類のものがいて楽しめた。
 

 午後になり、ロニーとその家族が車で、マーケットまで来るというので、マーケットに戻り彼女たちを待つ。

 モアルボアルから二つ隣の町、マラビュヨクへ。マラビュヨクの町についたが、車はまだ止まらない、ロニーの田舎はマラビュヨクの山の中にあるからだ。車で、山中を走っていくが、途中で道がぬかるんでいるために、車を止めて歩いていくことに。あたりは、電気もなにもなくどんどん暗くなっていく。ロニーは高校に入るまで、ここで生活していたらしいのだが、約7年くらい前までは、電気すら通っていなかったらしい。大体三十分ほど歩いて、やっとのことでロニーのいとこの家に到着。

家は、ダナウでも見たようなタイプの家で、高床式になっており、屋根はココナッツの葉でできていた。家に入ると、猿が出迎えてくれた。名前はモイモイというらしい。バナナを持っていたので、あげるとすごい勢いで食べ始めた。
 

 この日は、ハローウィンなので、家族やいとこのみんながこの家に来ていた。ともかく、人数が多い、全部で20人以上はいたと思う。あと、子供の数が多いのも印象的だった。みなさんに、自己紹介すると、みんな日本語で「こんにちは」と言ってくれました。海に入った後、シャワーを浴びてなかったので、体を洗わせてもらいました。シャワーと言うか、水をかけるだけですけど。当然お湯は使えません。ぼくは、水が貴重かなと思い節約しながら使ったんですが、今は、泉から水を引いているみたいで豊富に水があるそうです。ただ、昔は、水がなくて困ったと言うことを言っていました。あと、彼らの生活では、朝に体を洗うのが普通だそうです。まあ、暗くなってからは不便ですから、当然と言えます。

 そのあと、料理をご馳走になりました。手を使って食べるのが普通みたいだったので、スプーンとフォークを出してくれたのですが、僕たちも手で食べました。ロニーのおじさんが言うには、こうすることで、味わうだけじゃなくて、食べ物を「感じる」ことができるそうです。ただ、手で食べるのが、意外と難しい。フィリピンの米は日本の米のようにねばねばしていないため、まとめてつかむのが非常に難しいんです。シンプルな料理が多かったんですが、とてもおいしかったです。フィリピンの料理は、しょうゆと塩がベースの味付けなので、僕たちの口によく合います。十分食べて、おなかいっぱいになったんですが、その後に、もう一回となりの家でご飯を食べるらしいです。彼らが言うには、特別なお祝いの日はいつもそうするそうです。
 ということで、隣の家に行き再び食事をすることに。ご飯の前にみんなが30分ぐらいお祈りをしていましたが、ロニーはお祈りが始まると急に眠そうな顔をして、ほんとに寝てました。お祈りの後、みんなでテーブルにつき食事第二段です。二回目の食事で特においしかったのは、チキンでした。しょうゆで味付けされているんですが、日本の地鶏と同じような味がしました。聞いたところ、その辺で放し飼いにしている鶏だそうです。これは、ほんとおいしかったです。


 
ご飯をご馳走になった後、また移動です。どうやら今日はこの家に泊まるのではなく、ロニーのおばあちゃんの家に泊まるらしいです。あたりは、当然ライトなどありませんから、たいまつを使って、行きました。途中、空が急に開けている場所があって、星がすごくきれいに見えました。ほんとにあたりに明かりがないので、すごくきれかったです。その日は、疲れていたので、家に着くとそのまま寝かせてもらいました。
 

 次の日の朝、7時に起きたのですが、もう既にみんなおきていました。そういえが、夜中に「カッコウカッコウ」という鳴き声が部屋の中で聞こえたので、そのことについて聞いてみると、トカゲの鳴き声だったみたいです。僕はてっきり、鳥が部屋に入ってきたのかと思っていましたが、小さいトカゲだそうです。朝に、ロニーのいとこが、木に登ってココナッツを採るというのを聞いていたので、見たかったんですが、間に合いませんでした。僕がおきたときには、もうフレッシュなトゥバができていました。飲ませてもらうと、非常に甘くて、古いすっぱいトゥバとはぜんぜん違いました。これなら結構みんな飲めそうな味だなと思います。ただ、古いトゥバと混ぜ合わせたもののほうが、僕にはおいしく感じられました。地元の人もそうやって飲むそうです。
 

 朝ごはんを用意してくれたのでいただきました。昨日の残りだと思うのですが、ともておいしかったです。ただ、ビーフンが、ヌメッとしていて腐りかけだったので、食べるのを控えました。あと、自家製のココアを飲ませてもらいました。煎った香りが残っていておいしかったです。カカオの豆を干して、その後煎ってからすりつぶし、砂糖と混ぜてつくるそうです。食べ終わった後、調理場を見させてもらいました。ここでは、当然ガスなんかないので、蒔きで自炊をしているそうです。


 
その日は、ロニーのおばあちゃんの誕生日だったので、僕と友達の二人で、ハッピーバースデイの歌を歌いました。そのあと、ロニーと僕たちは、モアルボアルに行く予定になっていたので山を降りることにしました。みんなに別れを告げて、昨日と通った道を下っていきます。昨日は暗かったので分からなかったのですが、よく見るとほんとよくこんな場所に住んでるなあ、と思うような場所に家があります。
 そのあと、山降りるときに、途中に温泉が湧き出ていたので、そこで休憩しました。あとは、モアルボアルで泳ぎ、セブシティに戻りました。充実した、2泊3日の旅行でした。
 

ボホール島旅行