「iTrotter」を使ってみて


 最近iPhone「iTrotter」というアプリを入れたんだよね。これは、forsquareのようにGPSを利用して楽しむアプリなんだよ。


 軽く説明するとだね、「iTrotter」で1度Cheak-inした場所と、次にCheak-inした場所とで移動距離を測定し、この移動距離をどんどん足し算してくってゲームなんだ。で、その移動距離で、仮想の世界一周を目指すって目論見なんだよね。この説明でわかったかな。まあとにかくさ、最近この移動距離をせっせと加算して遊んでるわけだよ。



 で、気づいたんだけどさ、僕の家から会社までは約1.8キロあるんだ。だから、この往復約3.6キロが僕のメインの移動距離となるわけさな。んでさ、Twitterとも連携がとれていて、followerである東京の連中の移動距離も共有されているんだけど、それを見ると、通勤の移動で10キロとか平気で移動してるわけさ。オラびっくらこいただよ。こっちは2キロにも満たない距離をセコセコ積み立ててるのに、東京じゃ一気に10キロて。まあ確かに以前僕が住んでいた中野から会社のあった茅場町までも10キロ以上あったんだよね。「ちょっとそこまで」って感覚でも、地方と都心ではこんなにも違うのかと思ったよ。


 まあとにかくさ、毎日毎日たくさんの距離を移動しているとそれだけいろんな可能性があると思うんだ。たとえそれが同じ通勤パターンであってもね。いつもいるはずの人がいなかったり、いつも通る道をちょっと変えてみたり、何故か寄り道に挑んでみたりなどなど、注意深く観察すると気づかなかったちょっとしたことが刺激になるわけさ。たかが通勤ルート、たかが待ち合わせまでの道のりってもんでもね。だからね、たとえそれが単なる通勤距離の足し算による仮想の世界一周であっても、人間が町の中や世の中に出て移動するって行為からは、いろんな経験が得られると思うんだよね。世界一周ほどとは言わないまでも、それに似たくらいの価値はあるんじゃないかな。


 つまりだね、近所をうろうろするだけでも、充分なアドベンチャーができるってことだよ。もし君がそういうのを望むならってことだけどね。パソコンを消して、町へ出よう。ただし、iPhoneの電波が届く範囲でね。


◆iTrotter -World Trip-iTunes App Store