猫ちゃんありがとう

猫ちゃんにはお礼を言わなくちゃいけない

1)ネット右翼は事実認定がまるでなってないが、疑似科学批判者は事実認定において正しい


2)疑似科学とは虚偽を用いた特定価値の押しつけであり、疑似科学批判はそれへの対抗言論ともいえる。ネット右翼の言論は特定価値の押しつけそのものである


つまり、(1)事実と(2)価値、という急所において疑似科学批判とネット右翼言論は異なるわけだにゃ。
ニセ科学批判と科学批判と権威主義 - 地下生活者の手遊び

ネット右翼で顕著だった罵倒コメントというのは、自分が正しいことを知っていると信じているからできた。日本の国益に反するような、たとえば「特亜」を持ち上げるやつは許せないから罵倒するって、国益のためだと思ってるから出来る。その確信がなければ、あれだけの罵倒ってできない。実際にネット右翼の言ってたことが正しいかどうかは別問題で。
ニセ科学批判とネット右翼の共通性 - 今日の雑談

大事なことは、ネット右翼にとって、彼らが認定した事実こそ現実であり正しくもあり、ある特定の価値への対抗言論でもあるんだよ。左翼は国民をだましてた、アサヒは嘘吐きだ、反中・嫌韓、もうあんなのには従わない、前がおかしかったんで今の自分たちこそ普通。その意識が、ああいう現象を正当化させてた。あ、「疑似科学批判」とおんなじだ。


事実認定が無茶とか価値の押し付けとかは他人だからそう思うんで、ご当人は「疑似科学批判」と同じ意識でいるわけ。国益っていうけど、科学のためっていっても、同じことだよ。だから、地下猫さんの意見に従ったら、ネット右翼も「疑似科学批判」も同じだって話になっちゃうんだよね。急所なんだそうだから、ますます同じなのでしょうなあ。


でも中身が違うじゃないかっていうのは、それは分かる。だから、僕はネット右翼の側に立たない。だからってどこまでもなんでもかんでも、ニセ科学の側を応援はしませんよ。ニセ科学批判が今みたいなのなら、徹底的にぼろくそに言いますよ。そんなものね、中身が正しいからって限界があるのは当たり前。批判の一言ですべて正当化されるものじゃないんだよ。ネット右翼だって同じこと言った、自分たちがやってるのは批判であって罵倒や荒らしではないと。そして、無茶をしたからこそ激しく批判された。


程度の問題かもしれないが、もしも中身が正しいからというのが論拠になるのなら、これほど怖い世の中はないと思うのは僕だけか。そしてそんな怖い世の中を望むのが、、、もういっか。やめとこ。


ま、とにかく、ありがとうありがとう。おかげで補強してくれた。