近江八幡ヴォーリズを訪ねて/3

白雲館

白雲館では、「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ」とは?
彼の生い立ちや近江八幡で「隣人愛」の精神を実践し
偉業を成し遂げた歴史を
パネル写真などの展示で紹介していました。

アメリカから来日しキリスト教伝道を志し高校教育の場に身を投じたのに
地元の反対に遭いやむなく建築設計の道へ転向します。
それでも琵琶湖を船で移動し自転車で地道に布教活動を続け
建築、医療、教育、医薬品事業などあらゆる分野で地域に貢献し
やがては近江八幡で最初の名誉市民に。

ヴォーリズ夫妻は決して贅沢はせず質素な暮らしでお金は人々のために
使うものと説いていたそう。

だからといって、まったくの堅物かというと
そうでもなく
賛美歌を作詞作曲したり、かわいいイラストを描いたり
書を書いたり・・とても多才なんですね〜
その書にはマル書いてチョンという落款が!
街全体が展示会となっているこの展覧会、各館で押してもらうスタンプが
実はこのヴォーリズのマル書いてチョンマークになっていてカワイイ!です。


旧八幡郵便局舎は建物の内部構造を天井など一部を開けて
見せてくれていました。

地元住民の方々が建物が単に美しいだけでなく
天井の周り縁にもアールがつけられていて掃除がしやすくなっているとか
天窓から陽の光が全体に入り明るい部屋になるようにとか
使う人の立場になって設計されていることなど教えてくれます。