ディンド神父様と行くフランス巡礼の旅
長い長い時間をかけてようやくたどり着いたヌベール。そこでの修道院での一晩の宿泊は、私たちにとって大変心に残るひとときとなりました。
朝食は質素ながら心のこもったものでした。静かに1日がはじまりました。
修道院の中と外を巡り、ベルナデッタの生涯に触れながら祈り、ベルナデッタがお会いしたマリア様に似た姿といわれる「水の聖母」の前で「あめのきさき」を歌いました。
この時は霧雨で、手がかじかむほどでした。
ベルナデッタの聖堂にはご遺体が横たわっています。今日のミサはそこで捧げられました。
「私達に与えられている使命とは何なのか。まだ今はわからないとしても諦める必要はなく、難しく感じることもありません。委ねることも大切なひとつの部分です…」
この巡礼で自分に響いた言葉はみなさんそれぞれ違うと思います。でも、これからの信仰生活への小さな一歩が、ここヌベールから始まったようにも感じます。
ヌベールを出る頃、青空が顔をだしてきました。そしてすばらしい晴天の中、シャルトルに向かいます。
外の気温は六度です。
こんな青空をバックにした美しい大聖堂はなかなか出会えないそうです!
なんと聖堂内を見学中に、外は雨が降りました。でも出てみたら雨はあがっていました。行きがけに写真をとっておいて良かったですね!
江戸殉教者史跡めぐり
八重洲北口ー高層ビル見上げながら、約400年前のロザリオやメダイがキリシタン墓地の中からに発掘された場所に立つと、 時を越え、彼らの祈りが聞こえてくるようです。
江戸キリシタン屋敷
キリシタン棄教のための牢獄ではあったが、宣教師達は 近代日本の礎となる科学的な知識をもたらしたといいます。キリシタン屋敷の中での新井白石とシドッチ神父の交流。彼がきっと持っていたシドッチ神父の知識と人間性への敬意が 感じられ 暗闇の中に明かりを見たようです。
小伝馬町牢屋敷跡
今は公園となり、黄色く色づいた葉が風で揺れています。エルサレムに行った最初の巡礼者、ペトロ岐部の殉教地ですが、彼の力強い信仰が思い起こされ、 今を生きる私たちを力付けてくれるようです。