小林亜希子 医学研究科助教、萩原正敏 同教授らの研究グループは、ダウン症(21トリソミー)で神経細胞数の増加を抑えている遺伝子を特定し、その機能を妨げることで神経細胞を正常に増やすことができる化合物アルジャーノンを発見しました。
ダウン症の出生前治療を可能にする新規化合物 -ダウン症iPS神経幹細胞の増殖を促進- — 京都大学
面白い成果だけれど、そのネーミングはいいのか? と思ったら同案多数のようで、
なぜ「アルジャーノン」と命名? ダウン症治療に“光”の新物質 京大に聞く - ITmedia NEWS
という記事が出ていた。
一応、
しかし、京都大学広報課によれば「アルジャーノンの由来は、小説『アルジャーノンに花束を』ではない」という。
なぜ「アルジャーノン」と命名? ダウン症治療に“光”の新物質 京大に聞く - ITmedia NEWS
物質の正式名称は「altered generation of neuron」といい、あくまで頭文字を取って命名したという(ALGERNON)。「『アルジャーノンに花束を』は、研究グループも知っていると思うが、特別なぞらえたわけではない」(広報課)
と言ってはいるものの、まあ、信じないよねえ。
まあ、JAXAのイカロスとか、KEKのトリスタンとかあるし、厄除けの意味であえてつけるパターンもあるので、気にしすぎてもしょうがない。
ただ、もしこの化合物が有効で、でも実用化中に副作用が見つかったらと想像すると、もうちと別の名前は無かったかなあとも思う。