ロッキー

kabaho2008-08-08

カナディアンロッキーへ行ってきました。今日はバンフ・スプリング・ホテル、サルファー山、アッパー温泉へ行き、ユースホステルで一泊。山、山、山、の風景に圧倒されるばかり。山岳地とリゾートの組み合わせが、千葉の埋立地で育った者には奇妙で、写真をとりまくり。ただし、山自体の鑑賞はバンフまでの車中から見るものの方が壮観。久しぶりの温泉にも1時間半ほど浸かり、ゆったりと過ごしました。本を持ち込み、1,2週間まとめて過ごしたいようなところです。ユースを使えば金はかからないし、うちに籠もっているより生産性がたかまりそうです。ただし、かなりの日焼けはしますが。
バンフは、移民のうち最大シェアを誇っているのが日本人だとは知っていたのですが、本当によく日本人を見かけます。それも、観光客として以上に店員として。旅行者は、やはり中国人の方が多いようで、観光地ではあまり日本人を見かけませんでした。
久しぶりにマクドナルドへ。カナダではだぶん、初。知らないうちにビッグマックのレタスが太い千切りになっていた。

Banff Springs Hotel

世界的に有名なリゾートホテル。現在はFairmontに買収されてThe Fairmont Banff Springs Hotelが正式な名称。バンフのガイドには必ず載っている、最も有名な風景のひとつです。ホテルまでは中心部から歩いて20分ほど。写真の撮影スポットは、ホテルの裏側、ボウ川を越えた対岸で、こちらはダウンタウンからだと、ボウ川の手前のBuffalo St.で右折して緩い上り坂を15分ほど。撮影スポットには観光客がまばらにいるが、歩いてきている人は多くないので、日が暮れかかったころは、結構暗くなり、鹿が出没することも。ちょっと休憩できるスペースがあるものの、長居する場所でもないので、所要時間は4-50分もあれば往復可能。

Bow Falls

映画『帰られざる河』にも出てくるという滝。段差を川の水が勢いよく下ってくるので、たしかにfallなのですが、高低差はかなり小さく、横にながいので、「滝」という感じはしないかもしれません。激しい水流、くらいの感じです。それでも、重なり合う山と、その間を流れる川の景色のよさを、さらに引き立てています。アクセスは川沿いを東に向かっていけばもちろん辿り着きますが、まずはBanff Springs Hotelまで行って、ホテルの裏へ回って下流から上流へ向けて歩いて街へ戻ることもできます。このルートで高低差のある道を、写真を撮りながら回ると1時間から1時間半くらいの時間がかかります。ホテルまではバスも出ているので、Day Passを持っていれば、行きはホテルまでバスで行ってしまうと、かなりラクです。

Banff Gondola

バンフが一望できる標高2281mのSulphur山へのゴンドラ。360度に広がる山々が壮観です。ゴンドラの発着する場所より数メートル高い展望台が見られ、ちょっと遠いようにも見えますが、木道をつたって簡単に行くことができます。運がよければ大型の野生動物が見られるようですが、僕が滞在した1時間半くらいの間には見られませんでした。登山経験のほとんどない僕は、岩肌を見ていると、ふと鬼押出し園を思い出しました。展望台では軽い食事もでき、食事なしだと1時間半ほど見ておけば十分です。ゴンドラは列はできますが、客捌きがよく、あまり待つことはありません。4人ずつ乗り込むので、1人で行くと、前後の人と同乗することになります。マッチングを計算しながら列に並んで写真を撮り合うようにでも申し出れば適当に会話できます。ゴンドラを使わなくても登ることは可能なようです。片道チケットを買って下りは歩いて帰ることも可能。チケットはBrewsterなどの業者を通じて予約しておくか、現地で買うとことになるのですが、チケットのピックアップがチケット売り場なので、通常は現地で買うのと何ら変わりがありません。往復のゴンドラを含めて2時間の滞在が目安だと思います。バスは30分に一本くらいです。

Upper Hot Springs

山々を眺めながら浸かる温泉。Hot Poolと書かれていて、まさに屋外温泉プール。若干、プールと同じ匂いもしました。ゴンドラから歩いて10分ほど、互いの駐車場が隣接するようなところにあり、山を歩いた疲れをとるのに最適です。入場料に水着、タオルのレンタル、貸ロッカーで10ドル強。この日の温度は39度でしたが、カナダの外気にあたりながら浸かるせいか、適温くらいに感じました。カナダ人はバスタブに浸かる習慣がないと言われていますが、客のほとんどは西洋人で、中国人がそこそこいるくらいで、日本人は僕とせいぜいもう一人だけでした。2-30分おきにパフォーマーがやってきて、何やら小芝居を始めるのですが、出来はイマイチ。開放的な雰囲気とチップを払う必要がない状況なので、かろうじて楽しめます。spaなども併設されているようです。風呂上りにバス待ちも兼ねて飲むビールがたまりません。

初めてユースホステルに泊まりました。街から歩いて30分ほどのところにあります。30分を利用すると5分と歩かなくて住みます。部屋はベッドがあるだけで、早い時間でも既に寝ている人もいて居場所があまりなく、ベッドで過ごす、といった感じです。2段ベッドは作りがあまりよくなく、グラつくので、揺れに敏感な人は寝付けないと思います。値段は非ユース会員で40ドル弱。この時期ですと陽が長いので、寝に帰るだけという使い方をすればオトクな宿です。シャワーやトイレが混み合うこともありません。風呂には入れませんが、ユース+温泉でも十分安くつきます。全体的に、結構落ち着いた感じで、ロビーやテラスが騒がしいということもなく、初心者も抵抗なく過ごせそうです。朝、庭で鹿が見られることもあります。大きなキッチンで料理をすることができるほか、バスタオル、ドライヤーが自由に使えるので、持ち物が嵩むことはありません。歩いて数分のところに食料品を売る店もありました。