関東地区大学野球選手権

11/3 横浜スタジアム 観衆約1,000人


先月の関東クラブ選手権で、今年の野球観戦も終わりかなと思っていた。
が、3日の横浜スタジアムで、明治神宮大会に出る大学の決定戦があるのを知り、ついでに行ってみた。ろくに出ている大学も調べないまま、ちょっと覗いてみようか、という感じで。


首都大学、東京新大学、神奈川、千葉、関甲新の各連盟の野球部が明治神宮野球大会の出場権をかけて対戦するこの大会は今年で8回目だという。見る前は、あんまりお客も来てないような大会だろうと思っていた。
横浜スタジアムに着くと、入場料は1000円。さすがにタダという虫のいい話はなかった。ただ意外なことに、球場内の売店がいくつか開いている。
そしてスタンドに入ってみると、結構お客が入っていた。首都リーグの東海大戦とかよりももっと入っている気がした。

第一試合は東海大と神奈川リーグの桐蔭横浜大。スタンドの応援団はやはり部員が主で、チアは全く来ていない。バックネット裏にはOBや家族、僕みたいな物好き?と、やはり熟年男性(笑)が多い気がする。でも正直言って事前に予想してたよりもお客は入っていた。
上記の5連盟の力の差というと、首都リーグがちょっと抜けていて、あとはそれほど差がない、そんなイメージがどこかであり、特に東海大が出ているときなどは、他のリーグから見たら格上相手に力試しをしている感覚があると思う。だからか、第一試合で桐蔭横浜大東海大に勝ったときのベンチとスタンドの喜びようは大きかった。

そうか、と思った。この試合が普段のリーグ戦より観客が多いのは、この「異なるリーグ間の戦い」に興味をひかれるからか。そう思えば合点がいく。NPBで言えばセパ交流戦やオールスター、独立リーグならBCリーグとアイランドリーグのチャンピオンシップ、ラグビーで言えば対抗戦グループとリーグ戦グループが対戦する大学選手権、サッカーで言えばJリーグ勢とJFL勢が対戦する天皇杯
普段対戦しないグループ同士が限られた期間に対戦する機会。目立たないが、この関東地区選手権はそうしたもののひとつと言えるかもしれない。

第二試合は、横浜商科大と国際武道大の対戦だったが、横浜商科大は以前ベイスターズ球場で見たことがあり、いい投手が2人ばかしいるので期待していた。が、いずれも早い回に交代させられてしまい期待はずれに終わる。それにしても、ここの大学は他大学に比べても体育会色が強いようで、特に監督さんがかなり頑固な方と見受けられた。そのせいか、プレー中も選手がベンチの顔色を窺っている様子がちょっと気になった。
11月の午後4時くらいは結構気温も下がってくる。屋根なしスタンドでじっとしているものだから寒い。結局終盤に入るころにスタンドを出てしまった。地下鉄に行く途中に寄ったコーヒーショップのブレンドの旨かったこと。